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文明国家であるかどうかの基準  パンデミックを生きる指針

Img_4123 試されるのは、いかに、人間価値の値切と切り捨てに抗うかである。いかに感情に曇らされて、フラストレーションを「魔女」狩りや「弱いもの」への攻撃で晴らすような野蛮に打ち勝つ、かある。武漢で封鎖の日々を日記に綴って公開した作家、方方は「一つの国が文明国家であるかどうかの基準は、高層ビルが多いとか、クルマが疾走しているとか、武器が進んでいるとか、軍隊が強いとか、科学技術が発達しているとか、芸術が多彩だとか、さらに派手なイベントができるとか、花火が豪華絢爛とか、おカネの力で世界を豪遊し、世界中のものを買いあさるとか、決してそうしたことがすべではない。基準はただ一つしかない。それは弱者に接する態度である」と、喝破した。

藤原辰史 「パンデミックを生きる指針ー歴史研究のアプローチ」 『コロナ後の世界を生きるー私たちの提言』(岩波新書)

2020年7月21日 (火)

「給付」をめぐる歴史の答え   コロナと日本人(文藝春秋)

「給付」をめぐっても、歴史の教訓があります。1654年に岡山藩で大洪水が起き、領民が餓死する状況で、殿様の池田光政は、「救い米」(男に2合、女と15歳以下の子供に1合)を配ろうとし、10人の郡奉行と個別面談しました。この時の記録が『池田光政日記』の「八月十八日の条」に残っています。

 郡奉行たちが「不正受給が生じる」と言うのに対し、殿様は「多少だましとられるのは仕方がない。人を死なせてしまうのが大悪だ」と。今回の緊急経済対策でも、公平性など細部の議論が長々とありました。不安を解消するのは、すばやさです。一律に一気に頭数で給付を行う。これが光政が出した答えで、まさに正解でした。 我々がやるべきことは、すでに歴史が答えを出していることが多いのです。

磯田道史 続・感染症の日本史 第二波は襲来する 「コロナと日本人」(文藝春秋 特別編集)131頁

 

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2020年7月20日 (月)

集団免疫は困難   第一人者に聞く免疫の新常識その2

ーーー一定割合以上の人が感染すれば、それ以上は拡大しないという「集団免疫」については?

 「一度獲得した免疫が長期間にわたって続くことが集団免疫の前提です。すぐに免疫が消えたら、多くの人が免疫を持っている期間がなくなってしまうから。でも、新型コロナの免疫が続く期間はとても短く、私は半年程度ではないかと考えています。免疫が半年しか続かなければ、集団免疫はいつまでたっても獲得できません」

 「武漢医科大で8週間後に抗体量を再測定したら、軽症者で4割近く、重傷者も2割で抗体が検出不可能なほど減りました。こんなに早く抗体量が減るのは、ほかのウイルスではあまり考えられません」

 「破傷風やポリオなど、ワクチンを一度打てば免疫が数十年も続く病気もあれば、インフルエンザウイルスのように3カ月程度しか続かないものもあります。私は新型コロナは、ワクチンが出来ても。インフルエンザと同じように有効期間は極めて短いものになるではないかと考えています」

宮坂昌之 大阪大免疫学フロンティア研究センター招へい教授 BE REPORT(朝日新聞、7月18日)4頁 新型コロナ、自然免疫で撃退もImg_4101_20200720215001

2020年7月19日 (日)

体内時計が大切  第一人者に聞く免疫の新常識

―――免疫を強くするためには?

「強くするという言い方は不適切です。強すぎると健全な細胞を攻撃します。強くするのではなく、自分が持つ免疫をフル活用できる状態を保持することが大切。それにはまずストレスの少ない生活をする。リンパ球は血液の流れに乗って全身をパトロールしているので、有酸素運動をしたり、毎晩お風呂に入って体温を上げたりして、血流の流れをよくする。免疫は体内時計をつかさどり、昼は免疫が強くなり、夜は弱くなります。体内時計を毎朝きちんとリセットする。朝日を浴び、軽い運動や散歩をして、体内時計が狂わないようにするのは大きな意味があります」<a href="https://blog.with2.net/link/?1039354">人気ブログランキングへ</a>

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宮坂昌之 大阪大免疫学フロンティア研究センター招へい教授

朝日新聞be report(7月18日 土)4頁 第一人者に聞く免疫の新常識 新型コロナ、自然免疫で撃退も

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2020年7月15日 (水)

人類の歴史に記録されるほどの   パンデミックを生き抜く

 今回の新型コロナウイルスの流行は、人類の歴史に記録されるほどの感染症になるだろう。それは流行が社会に与える影響が甚大だったためであり、14世紀のペストのように人類を滅亡させるほどのパワーがあるわけではない。近いうちにはワクチンや治療薬は開発され、流行を終息させることができるはずだ。しかし、それまでの間、私たちは700年前に作られた流行対策を中心に、この感染症の拡大を抑えていかなければならない。そして、こうした対策を実践していくにあたり、その起源となった14世紀のペスト流行について、知っておくことが大切である。また、この知識は今回の新型コロナウイルスの流行だけでなく、今後も発生が予想される感染症への対策を準備するためにも役立つものと考えImg_4090 る。

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