無料ブログはココログ

ブログランキング


  • 人気ブログランキングへ

« 緑のシャワーですっきり 霧降高原はグリーンな世界 | トップページ | 広いウッドデッキで紅茶を  霧降高原で美味しい一杯をどうぞ »

2010年6月19日 (土)

詩  霧降高原の「素敵な周波数へ」

 「何かいいことがありそうだ」。だれもそんなときが、たまにあるでしょう。そのときに思いついたことをヒントにしたのが、この詩「素敵な周波数へ」。日光霧降高原にある、いわば,「詩的生活」「詩的」な空間である幾何楽堂(幾何学ではありません、念のため)で開くさまざまな個展やコンサートなどのイベントを通じて、知り合った人たちの姿から、そう感じたことだった。

 幾何楽堂に集まってくる若者や中高年には(定年世代も?)、タスマニアやインド、キューバ、エチオピアなどアフリカ、米欧など世界各地の旅を体験してきた人も珍しくない(現在進行形もあるか?)。それらの旅の物語は何だか、懐かしい「ラジオ」を聴いているかのようだ。初出は詩誌『堅香子・第4号』(08年12月 事務局・岩手県滝沢村 今回同題改稿)。

 素敵な周波数へ

              黒川  純

それを聞いているうちに

この先のいつかどこかに

何かいいことがありそうだ、

うしれいそんな予感が届くので

だんだんに魅せられていく

とても素敵なラジオがある

まぶしい木陰のベンチで

大切な一冊を読んでいる

小さな森の図書館で

ゆったりした和音に包まれるように。

特別に背伸びして

番組を制作しているわけではない。

長い旅から戻った人類と

これから旅に出る人類が共鳴し

惑星の正確な軌道に驚きながら

地球の裏側の情報を交換する

それが番組になっている

不思議なラジオだ。

周波数は無理に探さなくともいい

私たちの悔みから遠く離れ

徒労を苦労と思わずに

秒針が狂うのも気にせずに

未来の時間から飛んで

この場所から歩んでいく、

眠りから落ちるときに

そう念じていたのだと

思えることができれば

その周波数に出会えるはずだ。

確かに高層ビルからは

同調できないかもしれない

はためには雑音としか思えない

古びたラジオだからだ

それでも周波数がピタリ合えば

騒々しいとしか思えない雑音が

いつも通るそこの街路で

透明な音色を奏でていることがわかる。

その魅力的なラジオを聴くには

洗ったばかりのワイシャツを

霧が降る月夜の晩に

年輪を刻んだカウンターがある広いテラスに

そっと溶け込ませ

荒れざるをえなかった心が

再び洗われていると感じる

その一瞬を

積み重ねることだ

« 緑のシャワーですっきり 霧降高原はグリーンな世界 | トップページ | 広いウッドデッキで紅茶を  霧降高原で美味しい一杯をどうぞ »

歌・唄・詩」カテゴリの記事

コメント

ある日の視点さま
詩「あたたかいあめ」を読みました。かなり厳しい心の状態にあったことやナイーブな構えがうかがえるようです。コメントを思いましたが、「ヤフージャパン」会員でないと、アクセスできません。解決方法にはどんなことが?。このコメント欄で連絡させていただきます。

ヤフーの会員登録をすればいいんですよ!
無料です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 詩  霧降高原の「素敵な周波数へ」:

« 緑のシャワーですっきり 霧降高原はグリーンな世界 | トップページ | 広いウッドデッキで紅茶を  霧降高原で美味しい一杯をどうぞ »

2022年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30