「大切な一冊」の寄贈を 霧降高原「森の図書館」からーその1-
(豊かな森の中にある元はロッジだった霧降高原「森の図書館」)
「詩的生活」に必要なのは読書(「砂時計」だけでなく、これは多くの人も)。それにふさわしい空間が霧降高原「森の図書館」。最近は「天然の氷」(日光特産)のかき氷を味わう観光客らの姿が絶えない観光施設「日光霧降高原チロリン村」内の森の中にある。「アースマザーの森」と名付けられ、森の広さは約3万平方㍍(3千平方㍍ではなく、3ヘクタール)もある。 (来館者の読書の世界の入り口、「森の図書館」の温かなドア)
蔵書はまだ少ない。というか、そもそも、最初から多くの蔵書を求めてはいない。NPO法人「アースマザー」(事務局・東京)の協力を得て、開館させた地元の環境保護団体「日光森と水の会」(小坂憲正代表)では「寄贈はありがたいが、必要なのは何万冊という本ではい。その人が大きな共感を受けた大切な一冊だけでいいのです」という。その「大切な一冊」を森の図書館で読むことで、それを寄贈した人とのつながりも生まれるのではないか、といった思いがあるからだ。
開館は一昨年の秋。開いているのは春から晩秋で、館員が常駐しているわけでもない。利用は無料だが、大きな宣伝をしているわけでもない。たくさんの人が訪れられる図書館ではないが、それでも利用者は、まだ少ない(チロリン村内の飲食店「カフェ・アウル」に「森の図書館へ」と一言、声をかけてくれれれば、お店のスタッフが無人の図書館のカギを渡してくれるが、そこから森の中へ少し歩いていくことや用意しているカギの数などからも1日5組までと限っていることもあるが)。それでも訪れる人は訪れている。
(23日からも「森の図書館」の「来訪者雑記帳」も用意された)
「砂時計」は趣旨に共感し、つい最近、森の図書館「館長」になったが(というか、最初に名乗リ出たので、館長ということに~)、気になるのは、それでも「蔵書」。何万冊はもちろんいらないが、1千冊ぐらいは欲しいかな。ということは、1千人から一冊づつ寄贈してもらう必要がある。そこから別の新たなことが生まれるような気がするからだ(果たして「別の新たなこと」が生まれるのか、どうか。私としては期待しているのだが~)。最近も「砂時計」のご近所の人から寄贈(本人などの著作、サイン入り)を受けているが、さらに機会あるごとに呼びかけていくしかないかも。まずは来館者のノートが必要と、23日に「来訪者雑記帳」を備え付けた。
(「森の図書館」の利用者はチロリン村内「カフェ・アウル」で「森の図書館に」と一言、声をかける)
「森の図書館」の開館時間は午前9時~午後5時。基本的に火曜休館。問い合わせは「日光森と水の会」代表の小坂憲正さん(0288・50・1066)
(「森の図書館」は東武・JR日光両駅から車で10分ほどの「霧降高原チロリン村」内)
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コメント
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私もいつかは行ってみたいような記事ですね。
本を読めずに昼寝でもしてしまいそう・・・。
投稿: 徳次郎 | 2010年6月24日 (木) 06時22分
徳次郎さま(砂時計)
確かに健康には「うたた寝」が必要。森の図書館には昼寝ができるハンモックや長椅子が、新たにいるかも知れませんネ。図書館近くで計画されているというツリーハウスは、そうし利用形態も可能になるのかどうか。
投稿: 砂時計 | 2010年6月24日 (木) 10時55分
こんにちは(o^-^o)
森の図書館 とっても素敵ですね。
行かせていただきますよ!
小さな巨人もこれからとっても大活躍ですよ( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: くみっき~ | 2010年6月24日 (木) 17時40分
くみっき~さま(砂時計)
コメント、ありがとうございます。「森の図書館」へぜひ、いらしてください。できれば、「大切な一冊」の寄贈も。その際に寄贈者サインも。「小さな巨人」(?)は、盛夏にさらに活躍してもらいます。
投稿: 砂時計 | 2010年6月24日 (木) 19時52分