霧降高原に妙なる響き 高原ロッジでオカリナ演奏会
(霧降高原リフトの高原ロッジで開かれたオカリナコンサート=11日)
「夏の思い出」「星に願いを」、あるいは「棚田の春」・・・・・。今が旬のニッコウキスゲが咲き乱れる日光霧降高原で11日、オカリナコンサート(無料)があった。会場は標高1440㍍の高原ロッジ。ニッコウキスゲを楽しみにリュックサックを背に訪れた人たちが、にこやかにオカリナ奏者・野口喜広さんが吹き鳴らす妙なる調べに聴き入った。(ニッコウキスゲにはオカリナの調べが似会う=10日、日光霧降高原キスゲ平)
(オカリナコンサートの会場となった霧降高原リフトの高原ロッジ=11日)
会場の高原ロッジは霧降高原の第3リフトの終点にある無人の休憩所。木造2階建ての風情がある建物。その一階で、ニッコウキスゲに高原の音色を聴かせながら、ニッコウキスゲファンにも、オカリナの音色を味わってもらおうと、日光森と水の会とNPO法人アースマザーが開いた(ユニークな霧降高原「森の図書館」も両者が開館させている)。 (演奏するオカリナ奏者の野口喜広さん=11日、高原ロッジ)
野口さんは、演奏する曲目に合わせて、大きさも音色も違うオカリナで演奏。「星に願いを」では最後に流れ星が走る様子を音色で表現した(これはもう、文字では表現できない。でも、確かに流れ星が一瞬、見えたようだった)。「棚田の春」では、「ホー、ホー、ホー~ケキョ!」。ウグイスの鳴き声をオカリナで。「そういう感じ~」。いかにも、という音色で鳴き声を再現した。聴き入った人たちが、いかになごんだことか(もちろん、「砂時計」もそのひとり。ニヤリと、ほほが緩んだ~なにしろ江戸屋猫八が好きなもんで~) (コンサートでは野口嘉広さん作詞作曲「山百合の里」も合唱した)
演奏の終盤では野口さんが作詞作曲した「山百合の里」を会場全体で合唱した。「さとやまにふくかぜに~/ゆれるやまゆり~」。なにか、昔、聴いた「日本むかし話」を思い出しそうな、柔らかなメロディ。「砂時計」も、思わず声を上げて歌ってしまった(最近、「詩的生活」に欠かせない(?)、カラオケに行く機会が、なかなかない。その無意識のストレス(?)がでたのかもしれないと思わされた~今度、カラオケにいかなくちゃ!という理由ができたかも)。 (コンサートはNPO法人アースマザーの活動を少しでも伝えたい思いもあったという=11日、高原ロッジ)
演奏内容といい、演奏技術といい、大変に素晴らしい演奏会だった。<これはもう「詩的」そのものだ>。素直にそう思えたので、野口さんには「ぜひ、今度は霧降高原の幾何楽堂で演奏を」と、厚かましくも(そう、「砂時計」は、良くも悪くも厚かましいのだね~)、声をかけさせてもらった。もう一度、オカリナの音色を楽しもうと、その場で、野口さん制作のCD2枚を買い求めた(このブログもそのCDを聴きながら、書いています)。ー茨城県の野口さん~、霧降高原に足を運んで、また、ぜひ演奏を!ー。 (野口嘉広さんのCD「土笛~土はふるさと~」と「山百合の里」)
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コメント
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お疲れさんでした。
お客さんにはもちろんですが、ニッコウキスゲにも聞かせたい気持ちが分かるでしょう。
投稿: 徳次郎 | 2010年7月12日 (月) 05時16分
徳さん
久しぶりに、オカリナの、のどかな音色を聴かせていただき
ました。ほんわかした、いいコンサートでした。イベント写真(キスゲも
含め9枚)は昨夜、ジンチャンメール経由で送り済み(確認を)
投稿: 砂時計 | 2010年7月12日 (月) 14時20分