今が旬、ニッコウキスゲ 美しい黄色の霧降高原へ
(日光霧降高原で見られる美しいニッコウキスゲ=10日、霧降高原キスゲ平)
この時期の日光といえば、ニッコウキスゲ。このところの天候がうそのように青空が広がった10日(午後からやや雲が広がったが)、さっそく、霧降高原を代表する美しい黄色の花の観賞に出かけた。例年よりやや遅いという今が、旬。この日はそれを知るキスゲファンがどっと(本当にどっと、という表現がふさわしい)、霧降高原に集まった(詰めかけた?)。霧降高原リフト事業所によると、今夏はあと10日、今月20日ごろまでは楽しめそうだという。
(霧降高原の第3リフト窓口で「砂時計」が買い求めたリフト搭乗券)
では、出発。霧降高原リフトは第1リフト(標高1240㍍)、第3リフト(1340㍍)、第4リフト(1440㍍)の3本。「砂時計」は途中の第3リフトから。そこに至るまでの渋滞のノロノロ運転で対向車に注意していたら、茨城、福島、埼玉、千葉など関東・東北近県のほか、「品川」「川崎」「横浜」なども。霧降高原に東京、神奈川からもかなり訪れていることが、うかがえた(なぜか、群馬ナンバーは少なかったよう?)。
(霧降高原リフトの第3リフトから第4リフトに向かう途中。リフトから撮った日光キスゲ) (標高1440メートルの第3リフト終点で降り、歩き始めたところで見た見事な日光キスゲ=10日、日光霧降高原)
リフトに乗って見るキスゲは「いいな」と思っても、すぐに後方の光景となってしまう。じっくり鑑賞できるのは、第3リフトを降りてから。「シャッター、押してもらえますか」という、おばさま二人の頼みにパチり(今は「カシャ」か。頼まれもしないのに、「もう一枚撮りましょう」と声をかける「砂時計」)。ハイカーらしき人からは「歩いて下山するのは、こっちの道ですか」と声をかけられた(どうも、頼んだり、聞いたりしやすいらしい~たぶん、ヒマそうな雰囲気なのかも~)。さて、めざすニッコウキスゲ。さすが、その黄色の鮮やかなこと。にわか「写真家」という気分で、近接撮影へ。切り取った画面を眺めていると、なんだが、風景を宝箱に入れた気分に。遠方の群落に目を細めてから第4リフトへ。 (第4リフトに向かう途中で見られるニッコウキスゲの群落=10日、日光港霧降高原) (標高約1600㍍の第4リフト終点近くに咲くニッコウキスゲの一輪=10日、日光霧降高原) (第4リフトからさらに上をめざす途中のニッコウキスゲ=10日、日光霧降高原)
第4リフトを降りると、そこは標高1600㍍。第3リフト終点周辺に比べると、キスゲはやや少ない印象だ。そこそこに再びリフトで下山(?)していく途中、訪れた人たちから聞こえたのは「うわー、きれい」「いや、もうひとつ」。霧降高原リフト事業所によると、昨年はきれいに大群落ができたが、今年は、いまいちだという。期待した「黄色い絨毯」は見ることはできなかったが、キスゲが生み出す自然の黄色の美しさを、じっくり味わうことができた(そのリフトも経営難のため、稼働は今夏が最後なのだという~) (赤字のため、今シーズン限りでリフトの営業をとりやめることを、観光客らに伝えるお知らせ)
霧降高原リフトの廃止や8月の1カ月間はリフトを無料にするなどの報道記事(朝日新聞6月30日栃木版)は、こちら。今後は自然を楽しむ遊歩道などが整備されるという。 リフトを乗り継いで下山、おなかがすいたところで、第3リフト出発点そばの軽食店へ。「天ぷらうどん」(600円)。~ごちそうさまでした~!。
霧降高原リフトの料金などを記載した日光市の情報詳細は、こちら
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コメント
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キスゲの色って日本の色って感じですよね、でしゃばらない、1日花ってのもゆかしい・・・
あと2週間は楽しめそう。
いい時にお出かけでした。
おとといの雨でマックラ滝の橋は流されてしまいました。
架け替えなくちゃ・・・
投稿: ippoおかあ | 2010年7月11日 (日) 18時28分
ippoおかあ
どうせ写真を撮るなら、いい天気のときに。そう思って1週間以上も待っていました。その結果の撮影です。引き込まれるような色合いなのに、押しつけがましくない。ニッコウキスゲの花はそんな色ですね。実はきょうも行ってきましたが~(ブログで報告へ)
投稿: 砂時計 | 2010年7月11日 (日) 19時43分