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2010年7月14日 (水)

「アラセブ(70歳)、最期の決断!」  花巻市議選に名乗り出た高齢社会の「星」!

Dscf0381 (18日告示の岩手県花巻市議選に名乗り出た増子義久さんのチラシ)

 最近にない痛快なニュースが飛び込んできた。ともかくも面白い社会的な出来事だ。18日告示、25日投開票の岩手県花巻市議選(定数34)に「アラセブ(70歳)、最期の決断!」として、花巻市の知的障害者授産施設の施設長で、「砂時計」が尊敬する、増子義久(ますこ・よしひさ)さんが名乗り出たからだ。

 増子さんは1940年生まれの「70歳」。1950年生まれの「砂時計」より、ちょうど10年上。「砂時計」は70年安保の全共闘世代だが、増子さんは、それより10年前の60年安保世代だ。朝日新聞社で知らない人はいない(と、思われる)反骨の敏腕記者を35年。10年前に定年で辞め、童話作家・詩人の宮澤賢治の街で知られる故郷の花巻市に帰っていた。

Dscf0379 (「砂時計」の手元にある増子義久さんの著書。『三井地獄からはい上がれ』『コタンに生きる』『賢治の時代』『東京湾が死んだ日』)

 定年で小学、中学、高校と過ごした故郷・花巻市に帰った増子さんが、70歳にしてどうして市議選なのか。

「無投票当選を阻止するために」と題した増子さんの6月19日付の、いわば独白の形をとったメッセージが、そのわけを伝えていた(以下はその独白から。( )内は「砂時計」が原文を少しだけ再構成)

 「無投票当選か」-。W杯熱気の中、今度は足元でこんな噂が取りざたされるようになっていた。新聞も定数(34)割れになる可能性を報じていた。任期満了の花巻市議選(7月25日)まで、あと1カ月余り。今度こそ、退路が絶たれつつあるのを実感した。

「無投票当選を許すことは、民主主義の根幹を否定することにつながる」。私は50年前の身も凍るような光景をまざまざと思い起こしていた。.

(半世紀前、大学2年生だった増子さんは安保闘争に参加。6月15日の国会突入デモにも参加していたという。激しい衝突で東大生・樺美智子さんが殺されたのはこのときだった。しかし、沖縄の基地強化など日本の再軍備につながるような「新安保」は強行された)。

(当時の岸信介首相は、「国会周辺は騒がしいが、後楽園は今日も巨人戦で満員ではないか。私(岸首相)はこうした『声なき声』)(サイレント・マジョリティ)を信じる」とうそぶいた。あれから50年。W杯では「ニッポン、がんばれ」と、列島全体が「サムライジャパン」への声援一色に染め抜かれた。「サイレント・マジョリティ」は今や列島全体を覆い尽くしたようだった)

(沖縄の負担軽減を求める「普天間基地」の移設問題が闇に葬られたのは、ほんの1カ月前のこと。これを許したのも、結局は私自身を含めた「サイレント・マジョリティ」に他ならなかった)

 古希(70歳)を迎えた老残の身にいささかでも、あの時の熱気が残っていることに、私は少しホッとした。「体を張ってでも、『無投票当選』だけは阻止しなければ・・・」。熱戦を伝えるテレビ画面に向かって、私は独り事のように、そう呟いていた。

Dscf0392

  きっかけは、このように「無投票阻止」。それが同級生や知人、友人に背中を押されているうちに「人生最後の決断」として出馬することを決めたという。12日現在のところ、定数34に37人の立候補が予定されているという。

 「若い世代が自ら議員に挑戦できるような、そんな環境づくりのための『露払い役』に徹します」。こう訴えるつもりだ。その心意気や良し!。とはいえ、故郷に帰ってまだ10年。「『泡沫候補』の一人である私のハードルは相当高いというのが、実情です」と、厳しく見ている。

 「砂時計」は増子さんとは20年以上の付き合いあるが、「反骨精神」「正義感」「差別を許さない公平心」「義侠心」「遊び心」「実行力」「挑戦力」や「包容力」は抜群。それらのエピソードには事欠かない。その人が「60年安保」、「W杯」、「沖縄」、「市議選」、「民主主義」、「70歳」、「10年」をキイワードに出馬を決意したことは驚きと同時に、よく考えると、「増子さんなら,それもありかも」」とも。

 ぜひ、「古希」で初当選し、今の高齢社会の「星」になってほしい。「砂時計」も全面的に応援したい(これって、真面目な「詩的生活」でもあると、思ったことだった~)。増子さんの最近の活動の様子などは岩手県議・高橋博之公式サイトに詳しい。岩手県に丸3年間、暮らしたことがあるので、これから花巻市の友人、知人に声をかけなくちゃ~)。l

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団塊世代」カテゴリの記事

コメント

日光は4年先です
期待していますよ!

今夜も日本酒飲んで頑張って!

oyaziさま
ノーコメント。というか、時代は「3年」で大きく回転しますからね
(それより、それまで命があるかどうか。神のみぞ知るです)

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