各地から絵本などの寄贈続く 霧降高原の小さな「森の図書館」
(各地からも「大切な一冊」が届いている日光霧降高原「森の図書館」=29日)
「だれかに読ませたい大切な一冊を」。日光霧降高原の広大な森の中の小さな図書館・「森の図書館」(日光市霧降高原チロリン村内 「日光森と水の会」など運営)のこんな寄贈の呼びかけに、地元・日光ばかりか、全国各地からも善意が届いている。
森の図書館は、もともと何万冊の蔵書数を誇ろうという発想はない。一人ひとりが「大切な一冊」だけを森の図書館に.。それが1千人の1千冊になり、訪れるたくさんの人がそれを手にとり、頁を開いたときー。そのとき、また新しい何かが、霧降高原に生まれてくるのではないか。それが森の図書館長でもある「砂時計」の思いだ。 (日光市や東京都、長野県からも送られてきた寄贈本たち)
寄贈を受けた絵本の「大ちゃんとさっちゃんの夏休み」(作・やまもと まな 絵・塚本やすし 2009年2月 文芸社)は、長野県の宮下さんから。ビジュアルな「百人一首」(1978年 世界文化社)と「奥の細道」(1979年 同)は、東京都の近藤さんから。平安時代を背景にした「えんの松原」(伊藤遊 福音館書店 2002年10月)は、地元・日光市の柴田さんから。みなさん、どうもありがとうございました。
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