無料ブログはココログ

ブログランキング


  • 人気ブログランキングへ

« 惨事 泣いてもいいですか!   そして、一羽になった名古屋コーチン | トップページ | 死んでも、思想、意思は伝わっていく  詩 ヒマワリは「星のひかり」と »

2010年8月 4日 (水)

清楚な美人に会いにゆこう(3)  小杉日光美術館で「高畠華宵の大正イマジュリィ」

Dscf1433 (図録「高畠華宵大正ロマン館」の表紙にもなっている「なぎさ」 「少女画報」口絵 昭和2年8月号 図録から) 

 「大衆文学があるように、大衆絵画があるとすれば、華宵、夢二はその代表格だろう」。

 と、おっしゃるのは「高畠華宵と西洋近代絵画」の主題で、図録『高畠華宵大正ロマン館』に書いている千足伸行さん。ただし、両者の画風にはかなりの隔たりがあるとして、こういう。

 「一言でいうなら、夢二は個性派であり、華宵は正統派である。世にいう夢二調、夢二式美人は、顔にしろ、身体のプロポーションにしろ、彼特有の(例えばトイツ表現主義とは全く異質の)穏健なデフォルメあるいは誇張を見せているが、華宵のデッサンはオーソドックスな、アカデミックとさえいいうる安定感、正確さ、自然らしさを見せている」

Dscf0757_2 (企画展入り口ではさまざまなファッション、姿をした女性像が大画面で迎えてくれる)

 小杉放菴記念日光美術館が企画展を開いている華宵がかって幅広く活躍できた理由に、こうした「個性派」(夢二)、「正統派」(華宵)の例を挙げているのだが、「いく時代かがあって」、大衆に(つまり、「砂時計」など私たちに)より印象的なのは、夢二なのではないか?。確かさ、優雅さ、モダンさ、抒情さ、美人らしい清楚な美人。華宵のそれは素人でもわかる。今回、美術j館にでかけ、それも確かに魅力だと感じた。

 ただ、夢二の絵のはかなさ、しおらしさ、やさしさ、かなしさ、つまりより「詩的」な雰囲気は、また別のような気がする。夢二が絵柄とはおよそ違う激動の世界を生きたこともあるが、その魅力は、どうもそれだけではなさそうだ(夢二の詩「宵待草」や「砂時計」が「不良詩人」を名乗っていることも、関係あるかも~)。

 

Dscf1428 (ひときわ印象的な作品「願ひ」 華宵便箋表紙 大正14年 これは図録から)

Dscf1162 (色合いは地味だが、構図に品があり、なんとなく魅せられる作品「艶姿」 会場で)

 華宵展については、(上)(中)(下)で終えようと思っていたのだが、もう少し、華宵の作品を紹介したいと考え、4回に。というのも、華宵の作品に出てくる帽子を実際に作り、展示しているのと、「華宵好みの帽子作り」のワークショップが7月31日、8月1日にあったからだ。

 帽子作品を出品し、ワークショップの講師も引き受けていたのはパリで帽子作りを学んだ日光の永井由絵さん。ワークショップ初日には、美人が美人画が好きなオヤジブロガーが3人そろって美術館へ。運よく、小野昌紀館長の案内で企画展を見て回ることもできた。ということで、次回はその帽子作品の紹介へ(すでに美人が美人画が好きな「日光ふぃふぁ山荘」がその様子をアップしています)。

Dscf0765 (美術館入り口で、手塚登久夫の彫刻作品「梟の森 2005」が出迎えてくれる)

Dscf1134 (「高畠華宵の大正イマジュリィ」の会期は9月12日まで 会場で)

ということで(苦笑い)、次回「ーその4-」に続く

« 惨事 泣いてもいいですか!   そして、一羽になった名古屋コーチン | トップページ | 死んでも、思想、意思は伝わっていく  詩 ヒマワリは「星のひかり」と »

ライフスタイル」カテゴリの記事

コメント

Amazon shopping center(本屋)さんからお届します。下記表より小説家集の先頭文字をクリックして下さい。作者の項目へジャンプします。殆どの作家(小説100,000冊)以上を掲載しております。訪問して頂けたら幸いです。

http://www.youzan.net/0_amazon_book/1_amazon_hp3/index.html

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 惨事 泣いてもいいですか!   そして、一羽になった名古屋コーチン | トップページ | 死んでも、思想、意思は伝わっていく  詩 ヒマワリは「星のひかり」と »

2022年4月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30