南京玉すだれ 現代詩人会東日本ゼミナールin岩手ー(4)-
(懇親会会場で披露された詩人や「北上ピエロの会」の「南京玉すだれ」=18日、岩手県北上市)
アさて アさて アさて さて さて さて
さては南京玉すだれ
チョイと伸ばせば
浦島太郎さんの 魚釣り竿にチョイと似たり
浦島太郎さんの 魚釣り竿がお目にとまればおなぐさみ
お目にとまれば元へと返す 元へと返す
大道芸でおなじみの「南京玉すだれ」が、にぎやかに演じられる。会場は現代詩人会東日本ゼミナールin岩手の懇親会(岩手県北上市のホテル)。いや~まぁ。明るく演じているのは、よく知っている北上市の喫茶店経営者であったり、女流詩人であったり。
まとった半纏に「北上ピエロの会」とある。そうか、そういう会で練習を重ね、この日の懇親会を盛り上げようとしてきたのか。それにしても、芸はほどほどだが、詩人の集まりにはぴったりの伝統芸能だと思ったことだった。
懇親会では、遠方からの参加者がひとこと、マイクで述べることに。「砂時計」も日光から参加したということで、司会の岩手県詩人クラブ事務局長(9年ぐらい前からの友人)から「日光の黒川さんも」と、促される。
いったんは断ったが、再度の注文があり、マイクを手に。「日光から来ましたが、岩手県詩人クラブの会員です、実行委員長の斎藤彰吾さんらの義理と人情でやってきました。いずれ、日光でも詩人クラブをと思っています」などと、自己紹介させてもらった。
懇親会場では名前は知っていても、面識がない各地の詩人のテーブルを回り、ひとことあいさつ。逆に「あなたが、黒川さんですか」と、声を掛けられる場面も。さらに名刺の交換をしながら、数人からそれぞれの詩誌もいただいた。私が用意した5冊の同人誌「序説」(「砂時計」が事務局)も、すぐに手をはなれた。
(懇親会の閉会で紅白もちをにこやかに配る斎藤彰吾・実行委員長)
最後は岩手県詩人クラブの面々による縁起のよい「もちつき踊り」。終わると、各演者が紅白のもちをまいたり、くばったり。いやまぁ、岩手の実行委員会の気配りが、わかろうというものだ。
「二次会は?」。といわれたが、私はすでに市内の居酒屋「風土」(かってのなじみの店)に予約済み。そこで斎藤さんら数人で飲もうと考えていた。「黒川さんが予約しているなら、その店へ」ということになった。
ということで、現代詩人会員や岩手県詩人クラブの面々、およそ20人が、その「風土」へ。お店は多少面食らったようなので、元常連の私は恐縮しつつ、幹事長補佐役として、働いたのであった?。
「もう少し、やりますか」。そんなわけで、さらに斎藤彰吾さんと詩誌「コールサック」や詩論集などを発刊しているコールサック社代表の詩人鈴木比佐雄さん(優れた詩論集などがある)と3人で、もう一軒歩いたのであった~(よく、まぁ、飲んだこと~)
(「東日本ゼミナールin岩手ー(5)-」に続く)
« 詩 風のかたまりの夜 現代詩人会東日本ゼミナールin岩手ー(3)- | トップページ | 詩 蜆(しじみ) 現代詩人会東日本ゼミナールin岩手ー(5)- »
「歌・唄・詩」カテゴリの記事
- 戦中戦後に戻る 詩 マスク(2020.07.13)
- 子規想いつぶあん食す梅雨の空 森まゆみ「子規の音」を読んで(2020.07.11)
- 不要不急胸を当てれば我が事か サイクリングで吟ず(2020.07.09)
- 泪降る九州にまた豪雨 サイクリングで読む9句(2020.07.07)
- 深々と雨の緑の文庫かな 梅雨空に一句(2020.07.06)
コメント
« 詩 風のかたまりの夜 現代詩人会東日本ゼミナールin岩手ー(3)- | トップページ | 詩 蜆(しじみ) 現代詩人会東日本ゼミナールin岩手ー(5)- »
南京玉すだれ、懐かしい~~
最近見ないですね~~~~
投稿: ふぃふぁ | 2010年9月29日 (水) 23時04分
ふぃふぁさま
「砂時計」も久しぶりにみました。見るより、
やっている人のほうが楽しそうでしたが~。
北上ピエロ会はエライ!!、と思います。
投稿: 砂時計 | 2010年9月30日 (木) 01時30分