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2010年12月 5日 (日)

縁ある者に命を与えるように 黒川純・詩「火の鳥」

詩 火の鳥

                黒川純

                                                     

その日の 日銭稼ぎに汗をかく

働けるときに働いておけば

厳しい冬も乗り越えられる

イソップ物語の教訓だった

                                                    

でも 相変わらず 貧しいまま

日取りから日雇いへ

ニコヨンからフリーターへ

派遣労働からネットカフェ難民へ

                                            

なんとかここから飛び立とうと

死ぬほどまめに働いているんだ

深夜 冷やしたビールをぐっとやって

ぐっすり眠れば また生き返れる

                                                     

「縁あってのヒドリだって

そうすてたもんじゃない」

友人にこんなメールを送ったら

こんなコメントが返ってきた

                                                    

「ヒドリというより

地球誕生と同時に生まれ

決して死なずに 縁ある者に命を与える

不死鳥の火の鳥のようになれ」

                                                     

雨にも風にも負けないつもりだが

付和雷同するのっぺらぼうの銃口に

おろおろする自分がいたこともある

そうか 命を与える火の鳥なのか

                                                    

だから こう決めることにする

的外れの陰気な野次にうろたえず

決して ギリギリッスと嘆かない

陽気なキリギリスになってゆこうと

                                                    

 毎回、詩や詩論を満載している全国詩誌「コールサック」(石炭袋 発行・東京)の次号68号に寄せた詩作品だ。締め切りをオーバーしてしまったが、なんとか、間に合ったようだ。

 詩誌の発行は12月下旬だという。少し早いが、ネットのブログ「砂時計主義」にはアップすることにした。

 気づく人は気づくと思うが(少数の訪問者だけですが~)、実は少し前に「これって詩なの?」と、いわれたことがある詩「ギリギリッス」(詩誌「堅香子」8号掲載詩 12月下旬発行予定)をアップしている。

 それをひと足早く読んだ詩人から「詩ギリギリッスにあるヒドリ=日取り=日雇いを中心に、別の詩を書いてみたらいいのではないか」と、促された。

 「そうか~それがいいかもしれない」。そう思い、「雨ニモ負ケズ」(宮沢賢治)が、もっと前面に出るようにしたのが、今回の「火の鳥」。この方がより時代性があると思えるがどうだろうか。

 いずれにしても、詩「キリギリッス」もそうだが、言葉遊びというか、読んでニヤリとするような詩を書いてみたかったのだ(どうしてそんな気分なのかな?)。

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歌・唄・詩」カテゴリの記事

コメント

サイトをご覧ください。

三代目さま
「三代目」のスタート、おめでとうございます。
さっそく、砂時計の「お友達リスト」にブログ
「三代目」として、リストアップしておきました。

ありがとうございます。
がんばります!

三代目さま
簡潔な返信コメントに熱い意気込みが
伝わってきます。処女飛行に幸あれ!。

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