路地裏の「幸福の黄色いハンカチ」 日光の「ガンコおやじ」の居酒屋「甚平」
(居酒屋「甚平」の店内にある「幸福の黄色いハンカチ」の映画ポスター)
「そうだ!ジンベイに行こう」。思い立って、寄ったのが居酒屋「甚平」(日光市平ケ崎 今市病院の裏手の路地)。ガンコオヤジ(ものすごく多芸多才だが~)が経営しているお店だが、第一の目的は「和牛レバー刺し」「馬刺し」「焼き鳥」。これに熱燗があれば充分だ。
(今市病院の裏手の細い路地にある居酒屋「甚平」に向かうと~)
「甚平」には何度か寄っているのだが、この夜はお店に入る際に気付いたことがある。入り口の引き戸に「ガンコおやじの店 営業中」。<あれ?こんなのあったかな? でも、ガンコおやじなのは知っているのに~>。そう思いながらお店へ。
お店の空気は昭和30年代、あるいは1970年代というか。小上がりには「フーテンの寅」(第三作 1970年春)と「幸福の黄色いハンカチ」(1977年秋)。ほんのりした灯りと、そのポスターがかもしだす雰囲気がなんともいえない(「甚平」の詳しい情報はこの道のプロ、こちらのブログで)。
(ご存じ「フーテンの寅」と「幸福の黄色いハンカチ」に囲まれた「甚平」の小上がり)
その「和牛のレバー刺し」は「美味しい」と言いながら、味わってしまい、<そうだ、写真を撮ろう>と思ったときはもう姿が消えていた(笑い)。せめてと思い、焼き鳥のネギマだけは、なんとか撮ることができた。
(この「和牛のレバー刺し」や「馬刺し」が食べたくて、私は「甚平」へ)
やはり気になる映画のポスター。「おやじ」によると、「幸福の黄色いハンカチ」のポスターは、お客さんの中に、この映画が好きな人がいて、ぜひ譲って欲しいといわれたとか。「ノー。このお店に似会うポスターを、と思って集めたものだからね」。「でも、10万円で売ってと言われたら、OKしちゃうかも」と、苦笑い。 (焼き鳥、なかでも私の好物はネギマ。「和牛のレバー刺し」は撮り忘れ~)
熱燗が一合、二合、三合・・・・。ということで、フーテンの寅さん風にいえば、「そろそろお開きに」。「行ってらっしゃい」と、「おやじ」に送り出されて、お店を出ると、2月としては温かな夜空に「居酒屋 やきとり 甚平」の看板が。思わずパチリと撮ったのだった~。
「ガンコおやじ」が経営する居酒屋「甚平」は日光市平ケ崎119 電話0288・21・4040。多芸多才な「おやじ」はネット世界も縦横に。ハンドルネームは「こわた甚平」だという。
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コメント
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昔、連れていってもらった事がありましたね。
レバ刺しや馬刺しはお店によって、本当に差が出るけれど、
ここで頂いたのは、新鮮でおいしかったなぁ
投稿: ハル | 2011年2月26日 (土) 02時23分
ハルさま
よく覚えていましたね。その通り。小上がりでは注文は
メモに。この夜はお客がちらほら程度。「昔は大雪になると、
お店がいっぱいだったが、今は逆に街に出てこなくなる」。
そんなお店談議をしてきました。オヤジは福島相馬地方の
生まれ。そういえば、東北弁についても、あれこれと。
投稿: 砂時計 | 2011年2月26日 (土) 14時53分