ラジオの震災情報に耳を傾けた初の夜間輪番停電 M9.0東日本大震災(6)
(夜間輪番停電の灯りは、キャンドル、懐中電灯、ろうそく、薪ストーブなど=日光霧降高原)
始まった輪番停電。その夜間停電(午後6時20分~午後10・00)が16日、日光霧降高原であった。私は第3グループで、宇都宮、下野、佐野、鹿沼、足利、小山、真岡、栃木の各市と同じグループだ。
実際に始まったのは午後6時半ごろ。早速、懐中電灯、ろうそく、キャンドルを点火。さらに薪ストーブも。でも、やはり、電球の明るさとは雲泥の違い。それでも、非常事態の節電と思えば、なんということはない。 (闇の中の灯りでは、薪ストーブも役に立ったが、明るさは思ったほどではなかった)
懐中電灯の電池、とくに「単1」が必要なのだが、入手できなかった。2日前にあちこち回ったのだが、どこも「売り切れ」。あったのは「「単2」と「単3」。<そのうち時期が過ぎれば、棚に並ぶだろう>。と、勝手に楽観視。(そんなことで騒ぐのもばからしいから)あえて、それ以上、あちこち探さなかった。
というのは、もともと、日光霧降高原の私の暮らしが、大きく云うと、「キャンプ生活」の延長上にあるため。ベランダにタープを立てたり、薪づくりや小枝ひろいをしたり。それにかつて、北海道で暮らしていたとき、1週間の旅でも、すべてキャンプだった。キャンプ生活のため、電池やガスの灯りの道具をそろえていた。 (「単3」3本の小さな懐中電灯が、意外や意外、居間を照らすのに、威力を発揮した)
<キャンプ用品を引っ張りだせば、なんとかなるだろう>。そう思って、本日午後、物置をガソゴソ。電池式とガス式の「カンテラ」をいくつかチェックしてみた。が、時間経過で(かってのキャンプ生活からもう20年も経っていた~)、それぞれが劣化したのか、もう使えなくなっていた~。
仕方がないので、手持ちの懐中電灯と薪ストーブで灯りを(灯油ストーブもあるが)。以前の仕事は夜間に動き回ることがよくあったので、懐中電灯だけはいっぱい(数えたら、7つ、8つぐらいあった。単1電池も。電池式ラジオも数台)。キャンドルはキャンプ用品の中にあった。
(夜間輪番停電のために今回、買い求めた電池式ラジオとヘッドランプだったが、とくに使う場面はなかった)
外は真っ暗。ほんのりした灯りに囲まれながら、大震災情報を続けるラジオの音だけが流れる。原発事故情報、避難民や被災民の受け入れ、ボランティア活動、避難民が今求めているもの、とくにガソリン不足がもたらしている困惑ぶり、などなど。それらにじっくり耳を傾けた一夜だった。
輪番停電の終わりは午後10時ごろだと思っていて、のんびりしていたら、突然、パッと点灯。本来の予定よりかなり早い午後8時40分ごろだった(次回の夜間輪番停電ではもう少し工夫しなければと思ったことだった。ラジオは輪番停電の実際の始まりと終わりを報道できないのか、とも思ったことだった)。
と、ここまで書いていて、日光市の16日のホームページを見たら、日光市と日光市社会福祉協議会が、被災者を支援するボランティアを募っていることが告知されていた。やはり、担当者もそれなりに時期を見ているのだなと思った。以下、その案内をアップへ。
被災者支援ボランティア希望者の受付を始めます
平成23年3月11日に発生した「東北関東大震災」に関連し、日光市と日光市社会福祉協議会では被災された方々を応援するため、ボランティア希望者の受付を始めます。
活動内容
被災者(地)に対するボランティア活動
※活動先や活動内容などの詳細については、決まり次第、申し込みをされた方にご案内します。
日光市社会福祉協議会 | 電話:0288-21-2759 |
日光市民活動支援センター | 電話:0288-22-2271 |
生活安全課市民活動推進係 | 電話:0288-21-5151 |
お問い合わせ
所属:市民環境部生活安全課市民活動推進係
電話番号:0288-21-5151
ファックス番号:0288-21-5104
被災者支援ボランティアの受付
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