日光市被災者支援ボランティアが視た福島・相馬 M9.0東日本大震災(28)
(ボランティア先の相馬市新田に入り、最初に飛びこんできた水田の光景=13日)
(ボランティアに入った相馬市新田の小島さん宅周辺・上・とそこから海よりの道路の様子・下)
日光市災害ボランティアセンターによる13日の相馬市の支援について、22日にアップしたが、まだ伝えたい写真があることに気づいたので、再び相馬市から。とにかく遠くの防潮林がなぎ倒され、水田はそのマツの倒木がごろごろ。とにかく木材があちこちに転がっているのが目に焼き付いた。
この新田の農家によると、津波は「もっこりもっこり」と襲ってきた。高さは20mにも感じられたという。実際は水が引いた家屋を見ると、ヒトの胸の高さあたりまで。ところが、海岸に近い名勝地、松川浦周辺では、襲ってきた津波で建物がローラーに引かれたようになっていた。
大震災を記録していくということも意識し、これらの写真をアップするが、気になったのは相馬市災害ボランティアセンターにあった泥バスターズの注意事項。実際の現場では、帽子も手袋もあると良いではなく、それらとメガネやゴーグルは必ず身に付けることが必要だ。それらをしっかり身につけて作業を行うよう、さらに呼びかけてほしいなと思ったことだった。
(福島県相馬市の松川浦周辺の様子=13日)
(陸に乗り上げた船など上から4枚の写真はいずれも相馬市松川浦周辺の被害の様子=13日)
(ボランティア作業を終え、お互いに長靴を洗い合う仲間=13日)
(相馬市ボランティアセンター内に張ってあった泥バスターズの注意事項=13日)。
石巻や相馬の泥バスターズの体験者としていえば、防塵マスクはもちろん、手袋や帽子は必携。それにメガネ、ゴーグルも。さらに首にタオル、腰にポーチ、上下の雨合羽。胸章や腕章など所属がわかるものを。
さらに支援に入る現場にもよるが、ホウキの大小、チリトリ、タワシやミニブラシ、デッキブラシ、バケツと大量のタオルと土納袋、床をはがすバールやノコギリなどの道具類も。場所によってヘルメットも必要になる。もちろん、大量の水も(水道が出るところは大丈夫だが)
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