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2011年4月26日 (火)

愛や誠実、やさしさ、勇気の「チーム日光」  M9・0東日本大震災(29)

Dscn1938 (石巻で泥バスターズをやる道具類を積み込んだ「チーム日光」のダンプカー=25日)

 災害支援「チーム日光」は26日早朝、泥バスターズをやるために石巻に向かった。マイクロバスやダンプカーなど4台、ボランティア20数人。28日まで石巻専修大キャンパスにテントを張っての泥出し協力隊だ。

 大人数で向かうのは8、9、10日に続いて2回目。代表の小坂さん、徳さん、ともちゃんは何回も、あくつさん、かんちゃんらは前回も現地に出向いているが、多くが今回が初参加。青年も女性も中高年もという集団だ。

 参加者は日光を中心に宇都宮や鹿沼、千葉県など。なかには日光市被災者支援ボランティアとして、13日に福島県相馬市の泥バスターズに加わり、さらに今回の「チーム日光」に参加した元日光市部長や山岳経験が豊かな高年者も。

 

Dscn1927 (現地・石巻の作業日程などを確認しあう「チーム日光」のメンバー=25日、日光)

 今回の震災について、作家・詩人、元共同通信記者の辺見庸さん(石巻市出身)が岩手県の地元紙「岩手日報」に「震災緊急特別寄稿 人智では制しえぬ力」で、非常に意味が大きい言葉をしぼりだしている。

 「ひたすらに誠実であれ」という見出しが付けられたその寄稿の中で私の胸を打ったのは、いつくかの以下のフレーズだ。

Dscn1906 (現地の事情などについて説明する「チーム日光」代表の小坂憲正さん=25日)

 「われわれはこれから、ひととして生きるための倫理の根源を問われるだろう。逆にいえば、非論理的な実相が意外にもむきだされるかもしれない。つまり、愛や誠実、やさしさ、勇気といった、いまあるべき徳目の真価が問われている」

「見たこともないカオスのなかにいまとつぜんに放りだされら素裸の『個』が、愛や誠実ややさしさをほんとうに実践できるのか。これまでの余裕のなかではなく、非常事態下、絶対的困窮下で、愛や誠実の実現が果たして可能なのか」

「混乱の極みであるがゆえに、それに乗じるのではなく、他にたいしいつもよりやさしく誠実であること、悪魔以外のだれも見てはいない修羅場だからこそ、あえてひとにたいし誠実であれという、あきれるばかりに単純な命題は、いかなる修飾もそがれているぶん、かえってどこまでも深玄である」

Dscn1934 (テントや水、スコップなどを積み込む「チーム日光」のメンバー=25日)

 辺見庸さんのこの文章をもう一度、読み返してみると小坂さんが、「チーム日光」がやってきたこと、やろうしていること、というのは、結局は、こういうことなのではないかと思えてきた。

 つまり「ひたすらに誠実であること」、愛ややさしさ、勇気、あるいは思いやりといった「モラルの根源」(辺見庸)、「ひととして生きるための倫理の根源」を、そのまま、意識的・無意識的にも、実践していこうということだと思う。

 そうした愛や誠実、やさしさ、勇気、思いやりは、これまで余裕のなかで演じられてきた。私からすれば、どうも嘘っぽさを覚えてしまい、それから距離を置いてきた倫理的な言葉だ。しかし、「3・11後」に生きていく私たちは、そうした「倫理の根源」をたえず、自らに問いかけていくことになるだろう。

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防災」カテゴリの記事

コメント

今回は連休前で残念ながら参加できませんでしたがGWが終わったらまた参加したいと思います。
このブログを読み。。
そして現地からカンちゃんからメールをもらい。。
手伝いに行けない自分がもどかしいです!
今は只々日光から声援を送るのみです。

がんばれ!日本!
がんばれ!チーム日光!

えらい!。ヨシナリクンは。短時間のうちに石巻にも相馬にも行ってきたのでですから、そんなに「もどかしく」思わなくとも大丈夫。現場での働きぶりは、ふだんの仕事や畑仕事が生かされているな、そう思いましたよ。私もGWを眺めながら、再び行こうと思っています。

石巻より今晩ワ
無事に作業が終了しました
色々と力強かったデス
ありがとうございましたー

日光から今晩ワ。
ごくろうさまでした。
現代の「愛と誠実さと優しさと勇気」の人たちだね~。

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