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2011年4月 5日 (火)

詩 ほんとうのことに向き合わねば 黒川純 M9・0東日本大地震(23)

 Dscn12651_2 (私、「砂時計」が4月1日に視た岩手県陸前高田市気仙町のしい~んとした惨状)

 

 詩 ほんとうのことに向き合わねば

          -岩手県陸前高田市からー 

           黒川純

陽光が古ぼけた茶褐色で埋まり
海の街がうめき声をあげていた
私の視点は揺ら揺らと定まらず
存在という存在は影絵でもあるという
カナリアの悲痛な声を確かに聞いた

気仙小に積み重なった息絶えた車の山
ぺしゃんこに横たわった金剛寺本堂
プラットホームが引き裂かれた竹駒駅
水平になった気仙川沿いの道路標識
数百㍍先の気仙中までさらわれた民家

高さあるものはすべて憎まれたか
瓦礫の世界がどこまでも果てない
1千年間、だれも見たことがない
海底から生まれた海鳴りがのしかかり
大地に根づいた生活をつぶし去った

天国と地獄を子供たちまで焼き付けた
深い海の巨大なエネルギーは
冷やかに告知するかのようだ
シーラカンスからの世界を支配するのは
電力なしに暮らせないこの大地ではない

春のない寒空に投げ出された人々に
思いやりと勇気ある優しさを投げ出し
震えた悲しみに息詰めている人々に
なんとか再び立ち上がってもらえるよう
希望というやつに両手で触れられるよう

静かに哀しむ人々は私自身の現在であり
私の明日を投影するものだから
私のDNAが救われるためにも
はすに構えた誠実さに命を吹き込み
ほんとうのことに向き合わねばならぬ

  春本番に発行される詩誌「コールサック 69号」(年3回刊・東京)に、きょう5日、メールで詩「ほんとうのことに向き合わねばー東日本大震災・岩手県陸前高田市からー」を、黒川純(ペンネーム)で編集部に送った。

 岩手県の民間有志の復興支援組織「ゆいっこ」に、日光を中心とした友達20数人の「応援物資」を届けたのが3月31日。翌4月1日に北上市から車で2時間弱の陸前高田市へ。

 「壊滅的」と報道されており、想像はしていたものの、その光景にはあぜん。そのなんとも言葉にできない気持ちを、ともあれ、詩のかたちに。編集部からは「延長締め切りも4日がギリギリ」と言われていたので、未掲載になることも覚悟で。

 

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