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2011年5月23日 (月)

「東電も被災者」だと言うのは、「大本営も・・」 「現代思想」5月号・西谷修小論

Dscn2218_2  (西谷修さんの優れた小論が掲載されている「現代思想」5月号)(「特集 東日本大震災」)

 月刊誌『現代思想 5月号』が「東日本大震災 危機を生きる思想」という特集号だったので、2、3日前に書店で、買い求めた(硬いので、ふだんはめったに読まないが)。

 その中で、『「「未来」はどこにあるのか』と題した西谷修さん(専門は「フランス思想」とある)の小論が優れて現在的だと思われた。それをツイッターで7回にわたって紹介した(1回140字までなので)。最後に「西谷さんの『「未来」はどこにあるのか』に全面的に賛同したい」と書きこんでおいた。

 と思ったら、ブログ「砂時計主義」では、その内容をアップしていないことに、今(23日23時)気づいた。つぶやきを聞いていないブログの少数の訪問者もいるのではないか、ということで、昨日つぶやいたものを。

 以下は西谷修さんの小論「『未来』はどこにあるのか」からの引用。  

 「事故の危険がすでに以前から指摘されていたにも関わらず、たかを括って備えを怠ってきたのは、東電(という会社)なのである。監督すべき原子力安全委員会の斑目は、あらゆる備えはできないから、どこかで見切らなければならないと国会で答弁している」

「採算確保と稼働に向けて、いつも『見切って』きたのは、国の機関と東電なのである。こういう連中が懲りもせず、喉元過ぎれば熱さ忘れると言わんばかりに、またぞろ『復興』には原発は欠かせないと言おうとしている」

 「『東電も被災者だ』と言うのは、『大本営も戦争の被害者だ』と言うのと同じである。それを受け容れたとき『一億総懺悔』が始まり、あらゆる責任は免除される。この国はその点で『懲りない』連中が統治に強力な影響を及ぼし続けている」

 「ここで日本が彼らの言うままになるとしたら、ついに日本は世界の失笑を買って見捨てられることになるだろう。日本はついに、ヒロシマ・ナガサキに次いで第五福竜丸、そしてフクシマで、世界のために核文明のモルモットになりおおせるのである」

 「核とタイアップした産業技術経済システムをどう変えるか、初めて提起される問いではない。すでに1970年代の危機のときから基本的なヴィジョンは提起され、その新自由主義体制の席巻のなかでも、避けがたい破局を退けるための努力は続けられてきた」

 「2008年の危機を契機にすでにその流れは浮上してきている。だからたとえば宇沢弘文と内橋克人は『始まっている未来』を語ることができたのである。とはいえ、その『未来』を引き戻そうとする連中がこの国で大きな力を振るっている」 

 「それをどう退場させ、この国と世界の道を開いてゆくか、それが今日最大の現実的課題なのである」

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