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2011年6月22日 (水)

霧降高原で「いきなり朗読会」 神戸の詩人・永井ますみさんら3人で

Dscn2942Dscn2960  (砂時計家ウッドデッキの「いきなり朗読会」で朗読する神戸の詩人・永井ますみさん(上)と東京のエッセイスト・詩人の石橋美紀さん(下)=日光霧降高原、20日)

 神戸の詩人と東京のエッセイスト・詩人と私と3人だけの「いきなり朗読会」が20日、日光霧降高原の砂時計家であった~。いや~、ほんとうにいきなりだった。それも聴衆はシカにサル、我が家の名古屋コーチン、ハルゼミやウグイスぐらい。そんな緑の朗読会だった。

 神戸からきた永井さんは詩集「愛のかたち」で昨年度の富田砕花賞の受賞詩人(富田砕花は大正詩壇における民衆詩派の詩人として活躍した。「詩集「草の葉」で知られるホイットマンを日本に紹介した詩人)。私は以前から詩誌「新現代詩」などを通じて知り合っていた。

 私のブログ「砂時計主義」の「おともだちブログ」のひとつとして貼ってあるが、「山の街から」など、詩人としては早くからインターネットに親しんでおり、以前から注目していた詩人だった。昨秋、岩手であった日本現代詩人会のイベントで会うことにしていたが、かなわなかった。Dscn2964 (砂時計家のウッドデッキで記念撮影する永井さん・右と石橋さん・左=20日)

 一方、東京のエッセイスト・詩人は石橋美紀さん。4月上旬の「チーム日光」の石巻市泥バスターズに東京から駆け付け、私と一緒に災害支援に汗をかいた仲間。こちらもネットは専門といい、ブログ「そらのゆくえ」(「砂時計」の「おともだち」リストに貼ったばかり)を管理している。

 石巻市の惨状について、当時、私と石橋さんは現地で「これがシュールというものだね」などと驚き合っている。その石橋さんと永井さんは詩友だというのだ(世の中は意外に狭い)。その永井さんは自分のHP「山の街から」のトップページに「チーム日光」を紹介している。

 さらに自分たちの詩の朗読会の「売上金」?を「チーム日光」の活動を支える「むすび募金」に回してもくれている。今回、永井さんが東京、千葉で詩の朗読会を行うことになり、「それなら黒川純がおり、チーム日光がある日光へ」ということになったようだ。

Dscn2974 (日光の天然氷のかき氷を楽しむ永井さんと石橋さん、最初は「こんなに多いと無理~」と困惑していたが、結局、二人とも、見事にたいらげてしまった=20日、霧降高原チロリン村)

 詩の朗読会で、私は永井さんに受賞詩集「愛のかたち」から「いやしのことば/いやしいことば/いやらしいことば・・・」というフレーズが印象的な詩「いやしを」を注文。永井さんは、それに「愛のかたち」から何篇かを朗読した。

 続いて石橋さん。石橋さんも幼い頃の自分を歌った詩など2篇を朗読。二人とも朗読慣れしており、そのうまいこと。とくに永井さんは、強調すべきフレーズ、間のとりかた、流して読むことば、息をつぐことばなどなど。さまざまな口法?で聴かせた。

 私はというと、私が「大震災詩篇」と名づけている最近の35篇から「悪霊退散~悪霊退散~」「そのけなげな表情を」「ほんとうのことに向き合わねば」の3篇を朗読。しかし、お二人のように聴かせる朗読とはいかなかった。いや~、勉強になりました。

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歌・唄・詩」カテゴリの記事

コメント

砂時計さん、おはようございます。
緑にあふれたテラスが気持ちよさそうですね。
詩人活動もしっかりやられていますね。
でもオーディエンスが自然児だけというのももったいないですが。

天然氷のかき氷が美味しそう。

ナガシマさま
こんにちわ。テラスはなんといっても?、36畳ですから、気持ちいいですよ。
詩の朗読会は聴衆が少なくても、楽しいもの。夏には「森の図書館」でやりたい
という希望が。でも、その前に災害支援に脱原発デモも。7月からは「防災士」に
なる研修も。と、さまざまに忙しく?。日光の天然氷はぜひものですよ。

久しぶりです。
いつの日か、お二人に詩の朗読をしてもらいたいものですねー・・・
霧降高原で!!!
いかがですか???

徳次郎さま
「霧降高原森の図書館」を活用するためにも、今夏は朗読会ができればいいな
、と思っていました。お二人なども含め、考えてもいいかもしれませんね。

ご紹介ありがとうございました。
先ほど、壱岐対馬の遺跡見学会から帰ったところです。
詩と関係するか関係しないか分かりませんが
詩群「弥生の昔の物語」を書いてからも、やはり弥生に拘っています。
ということで、壱岐対馬の縄文、弥生時代とその後(その後は今のところ凄く軽いですが)

新緑の中の朗読会はホントに気持ちいいですよね。

永井さま
こちらこそ、遠い日光まで訪ねてもらい、ありがとうございました。
「朗読会」は永井さん、美紀さんに朗読してもらおうとだけ考えていたのですが。
3人だけでしたが、緑のベランダの朗読会は快く充実したものでした。
そうですが、「縄文、弥生時代とその後」なのですか。それにしても
「全国を飛び回る詩人」なのですね。そのエネルギーに感嘆いたします。

徳次郎さん
おひさしぶりでした。
天然氷のイチゴミルクはたいへん美味しかったです。あっという間に平らげてしまいました。
ニッコウキスゲの花は、私がはじめて南アルプスへ登ったときに見たお花畑に咲いていた花。ここ、日光がその元の場所だと、感慨深いものでした。

黒川さん
ウッドデッキでのミニ朗読会と、その後のチーム日光ゆかりの地の散策楽しゅうございました。何から何までお世話になりました。

永井さんの詩集はひとつひとつ、違った色合いを持っていて、その世界の多様さには驚かされますが、そのうち私のお気に入りは「弥生の昔の物語」です。いつか永井ますみ論を書かねばなりませんね(笑)

次は月末の神戸での連詩のオフ、楽しみにしています。

みきさん
ミニ朗読会、ごくろうさまでした。3人だけの朗読会でしたが、楽しかったですね。
人によって、その読み方がまるで違うところが。ミキさんは朗読しているとき、まるで
小学生に戻ったかのような表情をしていたのが、印象的でした。またお会いいたしましょう。

石橋美紀さんお久しぶりです。是非ともお会いしてお話させてください。東京に行きます。

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