被災地に希望の輪、「希輪草」を 「霧降高原キスゲ祭」の後半は25、26日
(観光施設「霧降高原チロリン村」に鮮やかに咲いているニッコウキスゲ=19日)
「霧降高原キスゲ祭inチロリン村」の前半・18、19日が終わり、次は25、26日にある。例年、ニッコウキスゲが咲き誇るのは6月下旬から7月上旬。チロリン村はそこかしこで育てており、鮮やかな「黄色」を愛でることができる。
今回の「inチロリン村」では焼きそばやソーセージ、コーヒー屋にハンコ屋、人形屋など、さまざまなテントが初めて出店。私も天気がまあまあだった19日、古書店「砂時計主義」を開いた。
(被災地に贈る希望の輪「希輪草」を植える「チーム日光」の「ともちゃん」=チロリン村)
会場ではニッコウキスゲ一鉢を500円で販売。全額とも「チーム日光」の活動を支える「むすび募金(結び募金)」に入れさせてもらった。チームが被災地に向かうガソリン代やマイクロバスの借り上げ料、あるいは被災地支援などに使わせてもらっている。
そのニッコウキスゲを売っているそばでは、キリンソウの苗のポットがずらり。津波でやられた南三陸町や石巻市などの三陸海岸に植えつけたいという構想から。キリンソウ=希望の輪をつなぐ植物=「希輪草」と名づけて。
(霧降高原キスゲ祭りInチロリン村」に参加した私の古書店「砂時計主義」)
19日は天気予報通り、薄曇りだったが、降雨の心配はなさそうだった。なので、タープやテントは張らず、まったくの野外出店。ざっと200冊を用意し、午前10時から。
お値段は「定価の7割引き(30%)」。「これはいい本」と思った本ばかりなので、かなりの格安。が、観光客は「花より団子」。結局、約30冊を買い求めてもらったが、その8割以上は私の顔見知りの地元関係者だった。この日の売上金の2割、3000円は「むすび募金」へ。
(「キスゲ祭」では災害支援「チーム日光」のミニ写真展も企画した)
古書店「砂時計主義」のそばでは、ミニ写真展も開いた。災害支援「チーム日光」のこれまでの活動(3月下旬~6月上旬)を広く伝え、チームの活動資金を呼びかける目的もある。
35枚の写真で、石巻市や南三陸町の惨状を伝えると同時に、泥出しや家財運び、漂流物撤去、イベント支援など、現地災害支援の様子、水なし、電気なし、ガスなしで活動するボランティアの様子も伝えようとした。
写真を熱心に見ている人に声をかけると、仙台からという。「日光からボランティアに行っているのですね。こちらは観光で。何だか申し訳ないみたい」と恐縮されてしまった。あるいは県内の真岡からやってきたというご夫婦らしい観光客は「石巻市はやはり大変な被害だったのですね」と改めて驚いていた。
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