うれしい南三陸歌津のコンブ 結・伊里前契約会が災害支援「チーム日光」に
(南三陸歌津の伊里前契約会の千葉会長が「チーム日光」に贈ってくれたコンブ)
南三陸歌津に2泊3日で災害支援に出掛けていた「チーム日光」のメンバーは今回8人。帰ってきた彼らを乗せたマイクロバスを13日、出迎えた。初日に小舟を届けた小坂代表とともちゃんを加え、今回は10人。道路ぎわの漂流物撤去が中心だったというが、多くが「機会があればまた参加したい」と意欲的だ。
メンバー10人のうち、9人はこれまでも何回も現地に行っている経験者。初参加は一人。今回の解散式の恒例の「一言」で「被災地がきれいになっていくのがよくわかる。壊れた車も撤去されていた。もう少しなので、さらに時間をつくって手助けしたい」と、元気に報告していたのが印象的だった。
(南三陸町歌津の災害支援から帰ってきたばかりの「チーム日光」メンバー=13日、日光)
今回は南三陸歌津の「結」(ゆい)、伊里前契約会の千葉正海会長から「チーム日光」の小坂代表に地元産のコンブ約15キロが託された。それをともちゃんが小さなビニール袋に仕分け、この日、メンバーに一袋づつ手渡された。これまで参加したメンバーも同様で、私も一袋をいただいた。
大震災と同時に「親父の教え」から沖合に船を乗り出し、家族は高台に避難させた漁師で江戸時代からの「結」、伊里前契約会の千葉正海会長からいただいた「コンブ」、再建に向かう強い意思の表明と受け止め、大事に味わいたい。千葉さん、ありがとうございました。
(南三陸町歌津。伊里前契約会のコンブを受け取るメンバーの大島君=13日、日光)
チーム日光」の次回は確か8月10、11、12日。まだ漂流物撤去作業が残っているが、さらにメンバーによると、現地RQ歌津では、被災した子供たちや親子を励ますイベントを組みたいのだという。「撤去作業の手伝いや音楽会もできる、キャンプファイヤーもあると、楽しいね」。そんなことを語り合った。
私も今回の南三陸歌津の災害支援に行こうとしたが、「防災士試験」が迫っていたので、見合わせた。今回も参加したメンバーの一人、小林さんは「1カ月に一度は災害支援に行きたいと」。そう、私もそんな思いなので、次回8月10~12日はぜひ参加へ。みんなにも呼びかけよう。「また行こうではないか」。
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コメント
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写真頂きました。遅くなりました。
投稿: チーム日光 | 2011年7月15日 (金) 00時17分
チーム日光さま
どうぞ、どうぞ、お役に立てるなら。それより「チーム日光」に送っておくべきでしたね。
投稿: 砂時計 | 2011年7月15日 (金) 16時39分