大盛況でした・「震災と原発」テーマの詩の講演会・朗読会 詩人・河津聖恵の世界(17)
京都のH氏賞詩人、河津聖恵(かわづ・きよえ)さんを日光に招き、「震災と原発」をテーマに、10月1日(土)午後5時から2時間にわたった開いた詩の講演会・朗読会=演題・「『ひとりびとりの死者』へ、『ひとりびとりの生者』へ」=は大盛況のうちに開催された。
今回は当日の会場の雰囲気や進行の様子などを写真でお伝えることにする。いわゆる堅いイメージに思われてしまう詩の世界に、こんなにたくさんの人たちが耳を傾けてくれたことに実行委は感激している。この場を借りて、みなさんにお礼を申し上げたい(講演、朗読の内容は次回以降に)
実行委員会(実行委員21人、うち当日参加13人)が主催し、霧降高原「森の図書館」が後援した1日夕の河津聖恵講演会・朗読会の開会時のJR日光駅ホワイトルームの会場風景(協力・霧降高原チロリン村、小さなホテル・森のうた、とんぼ玉工房・エカト、ゲストハウス・巣み家)
「震災と原発」をテーマに、石巻市出身のジャーナリスト、芥川賞作家、中原中也賞詩人でもある辺見庸さんの詩や切り口などを背景に詩の講演をする京都の詩人、河津聖恵さん=1日午後5時過ぎ)
JR日光駅の白亜の洋館正面。この2階がかつて一等旅客専用待合室だったというホワイトルーム。約100年前に建てられ空間での詩の講演会・朗読会となった。
会場の参加者それぞれに手渡された河津聖恵講演会・朗読会の資料。河津さんの講演資料6枚と朗読詩9篇・18枚、それに河津さんが撮った石巻門脇小の写真の計25枚。
河津さんの詩の講演に耳を傾ける参加者たち。地元・日光を中心に宇都宮や鹿沼、塩谷の各市町から。ネットで検索し、電話で予約してきた東京のご夫妻や茨城県の詩人など、実行委員も含めて約50人が会場を埋めた。
会場のサプライズ?で企画された「スマイルジャパンプロジェクト」。ゲストハウスを訪れた外国人観光客らが寄せた「ジャパンがんばれ」のさまざまな色紙を会場内に展示。講演と朗読の合間の休憩時間に視ていただけるよう呼びかけた。
第2部?の朗読会でご自身の詩を朗読する河津聖恵さん=1日午後6時過ぎ。参加者へのアンケートでは「印象深かった詩」として、「影」、「ひとは一つの詩とともに生まれてくる」が挙がっていた。
開催会場や霧降高原に住む事務局・砂時計家の懇親会場で頒布された河津さんの詩集や詩論集。やはり現代詩文庫183の「河津聖恵詩集」に手が伸びていた。残部は事務局の私・砂時計が保管しているので、今から手にとっても遅くはありませんー。
(会場の写真は、いずれも実行委員会・写真担当、日光「ふぃふぁ山荘」さんです)
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コメント
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トミーさん、先日はありがとうございました。早朝5時頃「砂時計」を出て戻りました。
楽しい会食でしたありがとうございます。
「詩の講演会、朗読会」の模様も細部流石ですね。鯨
投稿: 阿久津 鯨六 | 2011年10月 7日 (金) 15時54分
鯨六さま
実行委員、ほんとうにごくろうさまでした。そうですか、そんなに早く。
河津さん(18)には、閉会式の鯨六さんも掲載していますー。
投稿: 砂時計 | 2011年10月 7日 (金) 18時09分