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2011年11月 7日 (月)

問われ続けている倫理の根源 「九条みちのくのつどい」トーク要旨

Dscn5416_2  (パネルトーク「大震災のこと 平和憲法のこと」で登壇した私たち4人=5日、北上市の日本現代詩歌文学館)

 岩手県北上市の日本現代詩歌文学館で5日、「輝け9条! みちのくのつどい」(九条の会・詩人の輪、実行委員会主催)があった。ひょんなことから「大震災のこと 平和憲法のこと」をテーマにしたパネルトークに呼ばれ、参加してきた。

 登壇したのは、詩誌「コールサック」共同編集者で小熊秀雄賞詩人の佐相憲一さん(東京都)を案内役として、実行委員長で詩人の斎藤彰吾さん(北上市)、弁護士で詩人のみちのく赤鬼人(本名・庄司捷彦さん 石巻市)、黒川純(日光市)。詩人のこの4人で語り合った。

 そこでの私の発言は「発言要旨」として手元にまとめていた。それをアップすることに。「資料1」から「資料11」まで用意して手渡したいと考えてはいたが、結局、いずれも口頭になった。こんな「資料」も参考にしていただければと思っていたのだがー(作成するとなると、大変はことは大変なのだが)。

(以下は私の手元の「メモ」から)

パネル・トーク「大震災のこと 平和憲法のこと」
黒川純・発言要旨

1 3・11の惨状に対する驚き,問われた倫理の根源
3.30~4・1 大震災で立ち上がった岩手県のボランティア団体「結っこ」花巻への支援物資輸送。北上から陸前高田へ。十勝岳噴火、釧路沖地震、有珠山爆発など、朝日新聞記者として数々の災害現場取材を体験してきたが、これほどの惨状は眼にしたことはない、その驚き。石巻出身の元共同通信記者・中原中也賞詩人、辺見庸の岩手日報のエッセイ「非情無比にして荘厳なもの」への共感。「ひとして生きるための倫理の根源が問われるだろう」
資料1「非情無比にして荘厳なもの」

2 ツイッター開始・ブログ 震災詩へ
4月上旬からツイッター開始。福島県の中原中也賞詩人、和合亮一(わごうりょういち)さんの「詩の礫」などを知り、最大140字の世界へ。1日に7篇など、春から夏に計約40篇をつぶやき、昨年6月から始めたブログ「砂時計主義」にも掲載。事務局を務める同人誌「序説第18号」に35篇を一挙掲載(一部は詩誌「堅香子9号」に掲載)。地方紙「下野新聞」にも初めて投稿する。

資料2 詩「ほんとうのことに向き合わねば」(「コールサック69号」)
資料3 詩「そのけなげな表情を」(下野新聞「しもつけ文芸」6月6日)・東大震災を悼む詩劇「鎮魂と復興のうた」(10月18日、京都市)でも朗読。
資料4 「大震災・フクシマ特集」の『序説第18号』(7月30日表紙)

3 災害支援ボランティアから防災士へ
春から災害支援「チーム日光」のメンバーとして、石巻、南三陸へ。日光市被災者支援ボランティアとしても、4月に日光市と縁が深い福島県相馬へ。いずれも泥出しや漂流物撤去、定置網整理など。この流れで災害時に役に立つだろう地域防災の担い手「防災士」をめざすことに。7月に日光市主催の養成講座を受講し、講義・訓練・試験のうえ、日本防災士機構が認定する民間資格を取得した。

資料5 大震災支援ボランティア・ブログ「砂時計主義」記事
資料6 防災士資料「防災士」認証状(10月24日)
資料7 詩「詩人は 詩人たちは?」(「詩と思想」8月号)

4 「震災・原発」詩の講演会・朗読会 脱原発へ
「3・11以後」は表現活動、とくに言葉の世界は一変するだろう、いや、そうなるべきだ。その思いをツイッターを通じて共有することになった京都のH氏賞詩人、河津聖恵(かわづきよえ)さんと情報交換。「今のテーマは震災と原発」で一致。日光に招き、「震災と原発」をテーマにした詩の講演会・朗読会を計画し、10月1日にJR日光駅ホワイトルームで開催。約50人の聴衆を得た。並行して詩誌「コールサック70号」に脱原発詩5篇を寄稿する。
資料8 詩の講演会・朗読会「『ひとりびとりの死者』へ、『ひとりびとりの生者』から」チラシ(10月1日、JR日光駅ホワイトルーム)

資料9 詩「危険な神話」(「コールサック70号」)・原発詩5篇から)

5 平和に対する脅威・潜在的核兵器保持への批判
脱原発に向けた「1千万人アクションプログラム」に署名する一方、原発問題についての講演会にこれまで3回、足を運ぶ。放射能の脅威に対する備えだけでなく、脱原発社会を実現させるための行動が必要とされる。その一環して、「原発問題日光実行委員会」(「どうなる原発?、どうする原発?」を衣替え)に参加。新たな講演会や自主上映会などを視野に4日夜もその第2回会合に参加してきたばかりだ。

もともと、1988年8月、北海道泊原発(1989年6月に1号機が稼働)の運転差し止め提訴のとき、朝日新聞北海道報道部の司法記者として、この訴訟を担当。「将来の放射能汚染を事前に防ぐ訴えの権利」として「人格権と環境権」を全面に打ち出した原告1000人のマンモス訴訟だった。判決は10年以上たった1999年2月で、結局は請求を棄却した。この判決も「危険性はない」と結論づけていたが、その判断がどうだったかは、今回のフクシマで見る通りだ。

「とするならば、脱原発・反原発は、同時に脱原爆・反原爆でなければならないと言えよう。・・・核兵器保有の潜在的能力を高めなければならないという岸(信介元総理)の倒錯した論理を、原発とともに過去のものとしなければならないであろう」(山本義隆「福島の原発事故をめぐって」)

「我々はこれからずっと脅えて暮らすことになる。冷戦の時代にいつ起こるかわからない全面核戦争に脅えて暮らしたように、今度は唐突に自分の身に起こる癌死の可能性に脅えて暮らさなくてはならない。我々はヒロシマ・ナガサキを生き延びた人たちと同じ資格を得た」(「池澤夏樹「春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと」。

資料10 山本義隆「福島の原発事故をめぐって」から
資料11 池澤夏樹「春を恨んだりはしない 震災をめぐって考えたこと」から

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