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2012年9月 4日 (火)

詩は歌を忘れたカナリアに・・・私も参加の詩誌「コールサック」第73号発刊ー

 このブログの副題は「霧降高原の詩的生活ノート」なのに、このところ、詩がアップされていない。きょうは本日、宅配便で届いた詩誌「コールサック」(石炭袋)第73号の紹介を。

 前号は時間がなかったこともあり、パスしてしまったが、今回の73号は私も参加した。詩、「詩は歌を忘れたカナリアに・・・」で。自分ではわりと気に入っている作品になったと思っているのだがー。さて、どんなふうに読んでくれるだろうか?。

詩は歌を忘れたカナリアに・・・

                            黒川純

詩は歌を忘れたカナリアに寄り添う 水先案内人である

詩は未完の魂を 世界に乱反射させようとする欲望だ

詩は生涯を飛び越えた記憶を 再上映しようとする

詩は世界に投網をかけて 魂をたぐり寄せる手仕事だ

詩はずっと遠くまで逆行しながら 明日になる過去に反抗する

詩はつまるところ 時間を止めようとする意志の塊だ

詩はその死者とあの死者の無念さを 投影した呼吸を抱え込む

詩が消えないのは 本当のことを決して消させないためだ

詩はいつも遠い未来から 詩自身の年齢を数えたがる

詩は時代から飛び出し 時代に向かう鬼っ子たちのささやきだ

詩は欠点のない論理が終わったところで むくむくと主張する

詩の背骨がすっきりしているとき 「ほんとう」が支えている

詩は優しさと勇気が詰まったマグマから 飛び出す光の影だ

詩は天城トンネルを抜けた踊り子の ひとり言を抱きしめる

詩は重力の理論に縛られながら 磁力で飛び出そうとする

詩は過去へと遡りながら 未来から今に迫る構造がある

詩の第一行の針路は 港町のカモメが飛んでゆくコースだ

詩はゆっくり溶けた氷河から 大砂漠に出現する小川をめざす

詩を書く喜びは未知の大地に 息を吹き込む作業だからだ

詩は知らぬうちに繰り返し 「原点」に回帰しようとする

詩は幻の夢、夢の幻を 再現しようとするスクリーンだ

詩はひとりでは生きられないことを 人生の芸に昇華する

詩はもうひとりの自分に出逢う 世界を漂うバックパッカーだ

詩の言葉は詩と背中合わせの 遠い風の中からやってくる

詩はミジンコのようにゴジラのように 変化する万華鏡だ

詩は「3・11」でさらに深い比喩を 彼方から連れてくる

詩は「フクシマ」を語らない詩人を 野蛮だとみなす

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