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2012年10月27日 (土)

「放射性物質と健康への影響」講演質問状 日光市主催9・1シンポ基調講演がらみで12項目

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質問状

菊地透・自治医科大学RIセンター病院放射線管理室管理主任による「原発事故に伴う放射性物質による健康への影響」の講演について

 2012年10月26日

斎藤文夫・日光市長御中  

         市民団体「さよなら原発!日光の会」

                   代表 富岡洋一郎

 日光市が主催し、9月1日に東照宮・晃陽苑で開催した「放射性物質と健康を考えるシンポジウム」の基調講演のひとつ、菊地透・自治医科大学RIセンター病院放射線管理室主任による「原発事故に伴う放射線物質による健康への影響」の講演は、放射能汚染の実情を軽視し、「冷静に日常生活を送ることが大事だ」と、「安心・安全」を前面に打ち出した内容でした。実態は「放射能管理区域」のレベルにあるとされる栃木県北での講演にふさわしくないと思われるばかりか、放射能問題を考える際の基本的事項について、誤った情報をさえ、伝えていたと思います。日光市民が健全な生活を営むためにだれもが放射能汚染について、等しく正しい知識を身につけることは大切です、しかし、今回の基調講演はその役割を果たしていたでしょうか?。私たち市民団体「さよなら原発!日光の会」は今回の講演内容について、大いに疑問を抱いております。そのため、講演を主催した意図や内容などについて、以下のように質問をさせていただこうと思います。業務でお忙しいかとは思いますが、これらの質問について、11月28日までに私たちなど日光市民に対し、日光市が誠実な説明を行っていただくようお願いいたします。

1    菊地透氏が各地の講演で「安心・安全」を唱えている「有識者」であることは容易に推測できることです。主催者としてそれを承知のうえで菊地透氏を選んだと思いますが、日光市としてあえて菊地透氏を選んだ理由はどういうところにあるのでしょうか?

2 講演を依頼する際、依頼者より講演者に対して話して欲しいことを事前に伝えておくのが一般的な方法です。日光市が菊地透氏講演を行うのは2回目ですが、今回は菊地透氏にどういうことを話して欲しいと伝えたのでしょうか?

3 放射能はたとえ微量であっても人体に及ぼす影響があることは米国科学アカデミー委員会などから指摘されておりますが、本講演の内容はそれと大きく乖離していることに対して日光

市はどのようにお考えでしょうか?

4 政府の「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」は「100ミリシーベルト以下の低線量被ばくであっても、被ばく線量に対して直線的にリスクが増加するという安全サイドに立った考え方に基づき、被ばくによるリスクを低減するための措置を採用すべきである」と報告しています。しかし、本講演で菊地氏は「100ミリシーベルト以下での放射線では健康への影響はない」と伝えていました。日光市も菊地氏の語る内容が正しいと考え、今後の放射線汚染問題に対応してゆくのでしょうか?

5 本講演で菊地氏は福島第一原発の従業員延べ2万1000人のうち、250ミリシーベルト以上の被ばくが6人、最大でも678ミリシーベルトだと伝えたうえ、「たぶん大きな放射線被害は生まれてこないだろうという予想です」と語りました。一方、国内の原発労働者の労災認定は1976年以降、白血病や多発性骨髄種、悪性リンパ種で10人が報告されており、その最小被ばく量は5・2ミリシーベルト、最大129・8ミリシーベルト、平均40~80ミリシーベルトです。こうした実情を日光市も承知のうえなのでしょうか?

6 本講演は今、問題になっている低線量内部被曝の脅威について、何ら言及していません。被爆者治療の国内第一人者である肥田舜太郎医師は「体内に入る放射性物質は『それ以下なら安全』ということはありません。少しでも体内に入ったら、長期的に被曝し続けます。微量な被曝であれば大丈夫というのは間違いです。低線量の長期的な被曝はむしろ危険であるとも言えます」と語っています。日光市は低線量内部被曝のリスクについて、どうお考えでしょうか?

7 県有識者会議の委員でもある菊地氏は県知事に提出した報告書を挙げ、「内部被ばくはほとんどない、甲状腺の対応も問題ない」と語っておりましたが、チェルノブイリ原発事故などのデータから甲状腺がんは被ばくから数年~数十年後に発生することがわかっています。福島県ではすでに甲状腺がんと診断された人が出ており、政府は福島県以外の都道府県3カ所以上で4500人以上を対象にした調査を行うことにしています。その事実の一方で、「推測に基づくもの」である県有識者会議の結論に沿った菊地氏講演を、日光市もそのまま認める立場なのでしょうか?

8 シンポジウムで斎藤市長は「最悪の事態を想定し、最善の対策をとる」と語っております。その発言は市民として大いに歓迎したいと思います。その場合の「最悪の事態」とはどのような事態を指し、「最善の対策」とはどのような対策をお考えなのでしょうか?。

9 「最悪の事態を想定し、最善の対策をとる」という考え方を示した斎藤市長であるならば、日光の子どもたちも、福島県のように子供たちの甲状腺がん検査を実施してゆくことやシンポジウムで市民代表から提言された日光市有識者会議を設けるなどを会場の市民に伝えてもよかったのではないでしょうか?

10 日光市民が健全な生活を営むためにだれもが放射能に対して正しい知識を身につけることは大切ですが、日光市は本講演を通して市民に何を学んでほしかったのかでしょうか?、何を伝えたかったのでしょうか?、本講演で日光市の目的は果たされたとお考えでしょうか?

11 斎藤市長はシンポジウムで放射能汚染問題について、「市民との協働」の大事さも説いておられました。この問題に強く関心を寄せる市民と積極的に話し合ってゆくと理解しましたが、シンポジウムでの発言を機に、改めて私たち市民団体と懇談するお考えはないのでしょうか?

12 日光市は今後、全国各地で講演しており、子育て中のお母さんなどがぜひ聴きたいと思っている菅谷昭・松本市長、小出裕章・京都大学原子炉実験所助教、肥田舜太郎医師などを講師として、日光市に招くお考えはないでしょうか?

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