「池田晶子」「吉本隆明」「人生 その2」 古書店「霧降文庫」お薦め本シリーズ22、23、24
古書店「霧降文庫」お薦め本シリーズその22「池田晶子」。ご存じ美人哲学者。これからというときの2007年2月23日に急逝。47歳だった。残念。でも、かなりの著作を残してくれた。その一冊『暮らしの哲学』のミニ評論「男ってバカなんじゃないか?」などのきつい追及はひとつの「快感」だ?~。著者では筒井康隆に次いで2人目。ほかに岸田秀、寺山修司、俵万智、鷲田清一、内田樹、藤沢周平、山本周五郎、吉本隆明、星新一などをまとめて紹介できればいいと~
古書店「霧降文庫」お薦め本シリーズその23「吉本隆明」-。ご存じ「戦後最大の思想家」。「吉本ばななのお父さん」の方が今では有名かも?。私たち団塊世代にとってはカリスマだった。詩人で評論家で思想家で行動家として。ただし、晩年は科学信仰路線を超えられず、原発賛成の立場を鮮明にするなど、私からすれば「隆明も老いたな~ー」。吉本の本はたぶん200冊ぐらい読んでいるが、これで「バイバイ隆明」というか、吉本離れをすることに。今でも彼の詩、評論、情況の認識、宗教論、国家論、大衆論やイメージ論は超一流ではあるがー。
古書店「霧降文庫」お薦め本シリーズその24「人生 その2」-。「人生」は一度、紹介しているが、今度はより柔らかく~。とはいえ、野田正彰さんの「中年の発見」や加藤典洋さん(私の好きな「言語表現法講義」の著者でもある)の「考える人生相談」はわが身にもあてはまることがいくつも。「今やらんとあかんのや」の岡本健さんは小料理屋のおやじ(だが、かっては私もよく判決を取材していた札幌高裁判事ー。裁判官を途中で辞め、ほんとうにやりたかった調理士に仕事を変えたのだ~)。

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