秘蔵?の劇画・コミックも「シェア」(無料)へ 古書店「霧降文庫」コレクション
古書店「霧降文庫」は25日(金)からコレクションのうち、「劇画・コミック」について、(無料)「貸し出し」を始める。新春から「原発震災」を第一弾として貸し出しを始めたが、その第二弾という位置づけ。2月からやろうとしていたが、2月1、2日は臨時休業するため、1週間繰り上げて行う。
左側の上部が「原発震災」、右側の上部が新たに加わる「劇画・コミック」-原発震災は約270冊、「劇画・コミック」は約220冊。あと100冊近くあるが、箱に入り切らないので(例えば「あしたのジョー」全巻など)、とりあえず220冊で。 本棚には私の秘蔵?の劇画・コミック群~。「つげ義春全集」とか、「杉浦日向子全集」(全部ではないが)とか。あるいは今や伝説となっている「光る風」(山上たつひこ)、「黄色い涙」(長島慎二)。大友克洋の「気分はもう戦争」「童夢」「さよならにっぽん」「ショート・ピース」(「ハイウェイスター」もあるはずだが、見つからない~)。諸星大二郎の「海神記」なども。
もちろん、私の好きな坂口尚(故人)の短編集、上村一夫(故人)の「関東平野」、平田弘、近藤ようこ(「赤い爪」など10数冊も)、池上遼一、谷口ジロー、松本零士なども。そうそう、真崎守の「共犯幻想」や「ジロがゆく」(3巻)、「火の鳥」(全12巻)などもー。 「原発震災」は2冊(貸し出し期間の基本は半月間)だったが、劇画・コミックはあっというまに読みおわってしまうだろうから、2倍の4冊(期間はやはり半月間)に。まったくの無料です。本を借りて珈琲を飲んで帰ってもいっこうにかまいません。気が向いて古本に手が向けば、それはそれでありがたいが(笑い)。
つまり、知の世界が広がる「原発震災」本や「劇画・コミック」を私だけでかこっていてももったいないー、いわばみんなに「シェア」、というわけだー。もともと霧降高原「森の図書館」の分館みたいなところを。そう思ってきたので、その延長から。ごく自然に。今後、「詩の世界」や「最新評論」や「哲学へ」なども、おいおいとー。気軽に寄ってみてくださいー。
« 「これ以上モルモットにするのは・・・」 魂に迫る福島県双葉町長の「辞職表明」 | トップページ | 絵本作家の絵本委託販売もー 貸し出しコレクションに「ゴルゴ13」も登場ー »
「「霧降文庫」」カテゴリの記事
- ♪昔の名前で出ています♪を思い出したー 10年前の「霧降文庫」、facebook提供 (2024.09.14)
- 8日(日)の「霧降文庫」は臨時休業ですー 宇都宮の甲状腺エコー検診視察で(2024.09.08)
- 印象深い三四郎を論じた「漱石の悲しみ」 18の講演を編んだ『司馬遼太郎 全講演 4』(2024.09.05)
- 鋭く歴史に切り込む新刊新書「大東亜共栄圏」 「日ソ戦争」など三冊の新書を同時に(2024.08.19)
- カナダからやってきた小6の孫娘に「旅のラゴス」を推薦 「どくとるマンボウ青春記」や「伊豆の踊子」などをプレゼント(2024.08.15)
« 「これ以上モルモットにするのは・・・」 魂に迫る福島県双葉町長の「辞職表明」 | トップページ | 絵本作家の絵本委託販売もー 貸し出しコレクションに「ゴルゴ13」も登場ー »
コメント