浜矩子さんの「新・国富論」へ 世界を示す魅力的な「羊羹チャート」
「霧降文庫」に本日も訪れた常連さんが求めた2冊のうちの1冊がこれ。題名がいかにも今の世の中を映している。「新・国富論」(文春新書)。浜矩子(のりこ)さんの論は、いつもながら、歯切れがいいのが特徴。だが、この本では「例え」がやや煩雑なきらいがある。
ただし、第三章「グローバル市場における分業」の「羊羹チャート」は魅力的な分析だ(いかに面白いか、読み進めると、わかることに)。たまたま、うっかり2冊買っていたので、一冊はまだ「霧降文庫」に。「新・国富論」を読み終えると、本家・アダムスミスの「国富論」も読みたくなるはずだ.。
本家については、私も「積ん読状態」なのだが、なんとか読むようにしたい。文庫で4巻。「ともだち」になれるかな?。~と思っていたが、ともあれ、今はやはり、手元にある浜矩子さんの近刊『「アベノミクス」の真相』(中経出版)を開くのが先だー。
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