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2013年10月 1日 (火)

ナチスの「手口」はこうだったー ワイマール共和国の光と影

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 「路上で過激なアジテーションを行うグループとしてしか見なされていなかったナチスが、経済恐慌を契機に突如として一大政党にのし上がるさまは、まさに劇的である。いかに多くの国民が急にナチス支持に回ったかを示している」。

 麻生副総理の「ナチスの手口に学んだらどうかね」発言もあり、改めて2008年刊行の新書を読んでみた。著者には「ヒトラーとユダヤ人」もあるが(この本も読みたいー)、たまたま寄った本屋さんの書架にあった「これだー」、はこれだけだったので。

 ローザ・ルクセンブルク(革命家)、ラーテナウ(外務大臣)、ランズベルク(法務大臣)、そして、カフカ、フロイト、アインシュタイン、「ユダヤ人絶滅」前夜に咲き誇ったユダヤの栄光と、時代の激流の中で彼らが感じ、考え、めざしたものとは何かー。帯文はこんなで、中身もそのように。

 ナチスの詳しい軌跡は(わたしの愛読書でもある名著)『第三帝国の興亡』」(全5巻、ウィリアム・L・シャイラー)で承知しているつもりだったが、「全権委任法」成立(1933年3月)によるユダヤ人への法的な弾圧については、この新書で改めて確認した(「第三帝国の興亡」にもあるのだろうが、この辺りの関心が薄かったのだろう)

 きなくさい今の時代、以下のようなことがドイツで起きていたことを私や私たちは、改めて知っておくべきだろうー。とくにユダヤ人医師の診療や治療について、健保適用外にしたというのは、この本で初めて知った(浅学非才だなぁーと改めて思う)(新書180頁~181頁から)。それにしても、新書とはいえ、中身がたっぷりあるナチス論だ。

 「全権委任法」が成立した三月中にドイツ各地のユダヤ系公務員は、市町村役場、公立学校、市立劇場、大学、美術館、郵便局、税務署、裁判所などから追放されていったのである。それを追うように、翌月の4月7日には「職業公務員再建法」が施行され、ユダヤ人は法的にドイツの社会の公務から締めザ出されたのである。また同4月22日付の指令で、ユダヤ人弁護士の新規営業許可は禁止され、同じく同日付でユダヤ人医師の下での診断、治療は、健康保険の適用が取り消されることになっていったのである・・・・・

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