音もなく、星々が消えていきつつあった 「90億の神の御名」
SFを読みたい「胸騒ぎ」?がしたので、そこは「2001年宇宙の旅」(映画は1968年封切たったという。すると、私が観たのは1970年代か?)の原作者、アーサー・C・クラークで。
そのベスト集のひとつ。表題の短編「90億の神の御名」(ご存じ、ハヤカワ文庫)は・・・。50年代JAZZ時代に書かれた作品だ。解説によると、この作品の発表後、意外な人物から反応があったらしい・・・ダライ・ラマその人だそうだ。 (作品を読めば、意外な人物ではなく、当然だと思うー)。
最後の3行は背筋が凍るようだ。
「見ろ」とチャックがささやき、ジョ-ジは天をふり仰いだ。
(万物必ズ終ワリアリ)
頭上で、音もなく、星々が消えていきつつあった。
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