他者からの支援なしには生きられない 内田樹「街場の共同体論」
ひょぃと寄った書店の正面棚にあったので、つい手に(店長さんたちの「店長」によると、今市店になかったのがわかり、きょう他店から移してきたのだという。斎藤健一郎記者の「5㌂生活」はなかった~)。そのまま近くの可否店で読み始めたのです。
内田樹の「街場本」シリーズ?というのか、新聞の広告論で知っていたので、中身以前に「買い物籠」へ。(内田の「街場論」には、「文体論」とか「中国論」とか、さまざまに・・・)。今回はなんと、「共同体論」~。はて・・・、第一講が「父親の没落と母親の呪縛」。「?」だったのだが、どうしてどうしてー。
やはり、そこは内田樹。第三講「消費社会と家族の解体」でも、以下のように。私たちが唱える「懐かしい未来」の背景となるある種の時代の情況を「分析」?した見方だ。「生き延びる可能性」を支える相互支援のネットワークの大事さなどに言及しつつだがー(第六講「コミュニケーション能力とは何か」も、知恵に)
(以下は第三講から)
「現代人はつい忘れがちですけれど、『他者からの支援なしには生きられない』ということは、人類史の90%においては『それが常態』だったのです。『ひとりでも生きられる』ということが言えるような社会は、近代以前には存在しなかったし、今もこれからも地上のごく例外的なエリアにしか存在しない
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