新たな池波正太郎誕生か やたら面白い「剣客太平記」全10巻
実際、「剣客商売」の脚本を担当していたようだから、起承転結のうまさは当然か。青春剣客物語の代表作になるかもしれない、そのあらすじの面白さや工夫の仕方は、さすが、プロの仕事ー。そう思わされる。
とにかく毎巻ともあの手この手の展開が用意されており。読む方はうれしくなってしまう。基本的には明るいトーンだから、「木枯らし紋次郎」のような悲惨な影を背景にした進行は、望むのが無理なのだろう。
それでも、高い筆力があるのだから、いずれ、「無宿人別帳」のような重い展開の時代ものも書いてほしいな。岡本さとる「剣客太平記」(全10巻)。すでに1、2巻は!霧降文庫」図書室が貸し出しているのですしてね
ブログランキング
いいね!ー かどうか?。
« 最も問題なのは憲法を無視している点だ 集団的自衛権について物申す | トップページ | 文句なしに笑いながら考える 全8巻「ボーダー」 »
「「霧降文庫」」カテゴリの記事
- 4月29日(金)オープン 「霧降文庫」の今季、カレーサービスも(2022.04.21)
- 「霧降文庫」27、28日が最終週 12月から冬季休業へ(2021.11.25)
- 「序説第27号」発刊 創刊1974年の同人誌(2020.11.14)
- 文明国家であるかどうかの基準 パンデミックを生きる指針(2020.07.30)
- 「給付」をめぐる歴史の答え コロナと日本人(文藝春秋)(2020.07.21)
« 最も問題なのは憲法を無視している点だ 集団的自衛権について物申す | トップページ | 文句なしに笑いながら考える 全8巻「ボーダー」 »
コメント