一枚の風刺画の強さよ~ 安倍政権の「戦略」について
いやはや、たった「一枚」で世の中の情況を示してみせるという「絵」が、あるのだねー~。「ほう~」。そう思いながら、きょうは紙面に釘づけになりました。朝日新聞27日朝刊の「声」欄です。
そんなことはめったにないと思っているが、この風刺画だけはすごいなと。昔、「ゲルニカ」の一枚の絵で、スペイン戦争のある情況を思い浮かべることができたが、これも今の政治の情況をそのまま思い浮かべることができる。
「景気回復、この道しかない」。そのように争点をずらして、解散に打って出たが、ほんとうの争点は別のところにある。心ある人はそれを承知しているが、それには「説明」が少しいる。でも、この一枚を示せば、その「説明」も不要になる。そのくらいの絵だ。
安倍政権の狙いは、ガキ大将的に強引に進めている集団的自衛権の解釈改憲、3・11などどこ吹く風、そんなものなかったかのような原発再稼動に加え、秘密保護法施行などについて、ここ当分の間、いちいちの「いちゃもん」をつけさせないことにある。
失速しつつある人気、思わぬ女性閣僚のつまづき、失速が表面化しつるある景気、足並みをそろえるまでまだまだ準備不足の野党各党~
師走の忙しさに追われる世間、その隙に、今回の総選挙で「大勝」してみせれば、胸を張って、「どうこうしようが、みなさんが私を、自公政権を選んだのですよ~」と、うそぶくことができることだ。
でも、そう簡単にいくかどうかー。低投票率が予想されているが、これから、じわじわと、「事の本質」を知る人が増えていくのではないかー。というか、それを伝えてゆかないといけない。ということで、やたらなことではとりあげない「風刺画」をこのBLOGにアップしました。
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