社会の未来の課題は・・・・ 未来にいかに〈誇りうる〉社会にー
「自民党の勝利」(東京新聞19日、社会時評 吉見俊哉さん)。
「私たちの社会の未来の課題は・・・」、「富の獲得ではなくリスクのマネジメントである」と。
その例として、人口減少、社会保障、教育、大災害、原発ーを挙げる。それはそれで「なるほど」ではあるが
私なら~。つまり、「リスクのマネジメント」もそれはそれで大事だが、特に原発などはそうだ。だが、それを同時に高度に発達した資本主義国家、いや、資本主義が、自分で自分の姿を変身させようとする国家や世界で、いかにまだ視ぬ新たな姿をつくりあげるかー。
超高齢化社会、史上初めての人口減少社会、市町村が消える試算、年金財政の不安、国家を超えた国家・世界企業の進展、超高度に進んだ情報網・・・・などなど。
日本が世界のどこかの国の(かっては米国であり、さらに北欧だったーあるいは自主管理国家などでもあった)モデルを学び、追い越すのではなく、まったくどこの国も経験したことがない未知の領域に向かう。その手探り、暗中模索の世界へ。そのためにはー。
人の誕生から、生まれつき、いや、両親・家庭や社会・世間から育てられるうちにだれもが無意識にも持たざるを得ない〈根源的な倫理〉を基本にして、「3・11東日本大震災・福島第一原発事故」に対し、まともに、真摯に向き合い、振り返り、教訓に、謙虚さを取り戻しー、
エネルギー問題、特に原発の反社会性と未来に対する犯罪性をきちんと把握し、自らの生活を見直し、そのうえで、従来の知恵を活かしながら、工夫を重ね、これから先の未来に責任が持てる社会づくり、あるいは、未来に誇れる社会の姿、それこそが求められるものだ。
だから「私たちの社会の未来の課題は」
とくれば、「富の獲得でなく、リスクのマネジメントを進める一方、心身の羽を伸ばし、幸せな世間に高めるための環境や関係、制度の仕組みを積み重ね、未来に対し、いかに〈責任〉が持て、いかに〈誇りうる〉社会をつくりあげられるか、である」と。
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