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2015年4月23日 (木)

「緑の思想」の水先案内人ー    『緑の思想』(足立力也・著)

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 国政選挙のパンフなどでは承知してきたが、きちんとした「緑の思想」まではこれまでお目にかかっていなかった。なので、「緑の思想」の水先案内人みた
いな本だ。それも発刊は2013年7月第一刷と、比較的新しいー(まだ1年も経っていなかった)

 「思想」の基本は以下などかー。いわく「あくまで総合的社会思想(イデオロギーと言ってもいいでしょう)の中心軸が「おカネ」や「労働」に取って代わって「環境」となった思想が「緑」だということなのです」

 チェルノブイリ、福島第一原発事故、なによりもドイツの緑の党、それにオーストラリアの緑の党の存在感(2013年、連邦上院でキャステイング・ボートの9議席、下院で1議席)など。欧州では、ベルギー、オランダ、フィンランド、イングランド・ウェールズでそれぞれ国会議員を持っているー。

 これらの各国事情を通して、「なるほど、世界の緑は、そうなのか~ー」と。同時に「みどりの会議」「みどりのテーブル」「みどりの未来」「虹と緑の500人リスト運動」、そして、2012年7月結成「緑の党」(のちに「緑の党グリーンズ・ジャパン」に名称変更),2013年夏の参院選への流れ・「歴史」が、ようやくだいだいわかるようになりました。

 

(以下は「まえがき」で大事だと思われる文章から)

 

緑の思想とは資本主義批判の一つとも言えます。ややもすれば、「緑」=「左派」と思われがちですが、それは現代資本主義を批判しているからかもしれません。かといって、緑の思想が親マルクス主義的かというと、単純にそうでもありません。マルクス主義は、労働を価値基準の中心に据えています。労働者の解放という意味では、マルクス主義は一つの歴史的意義を持った理論ではあったでしょう。ただ、富の分配をより労働者側に多くしようという試みは、経済全体のパイを無限に大きくしていくという、資本主義と変わらない背景の下に行われます。その意味で緑の思想はとは、決定的な違いがあるのです。・・・・「右」でも「左」でもなく、「前」へ進むため(の)価値観が「緑」だというわけです 

 ただし、私からすると、この「緑の思想」の「まえがき」では、「マルクス主義」の理解がかなり単純化しすぎているようだ。その点がどうもしっくりこない。マルクスの「類的存在」などのキイワードが印象に残る「経済学・哲学草稿」などには、もっと豊かなマルクスの思想が描かれているからだ(近くもう一度、「経・哲草稿」を読み直してみないといけないかも~)だから、「決定的な違いがある」というのはー、留保といったところだ。ただし、「緑の思想」はそういうとらえ方をしているのだねー。それでも、「右」でも「左」でもなく、「前」へ進むための価値観が「緑」という発想は、非常に新鮮な視点。これからはそうした構えが大事だろう。

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