耐性を身につける必要がー 「新・戦争論」から
「最強コンビがノウハウを公開」~。というふれこみの「新・戦争論」(文春新書)。「30万部突破」というのも、うなずける内容だ。池上・佐藤流「情報術5か条」というのもよい。その流れでつい、佐藤優の「私の『情報分析術』超入門」も買ってしまったのだから(読むのはこれからー)。
この「新・戦争論」、さまざまに「世界」の現場の具体的な事柄について、リアルに学ぶことができる。「なるほどー」という箇所になると、私は頁を折るのだが、今回は何か所かに。そのひとつで、とくに「そうだろうねー」と思ったところを。以下の佐藤優の指摘だ。いわくー
「ようするに『嫌な時代』になってきたのですよ。これからの世界を生き抜くためには、個人としては、嫌な時代を嫌な時代だと認識できる耐性を身につける必要があり、そのために、通時性においては、歴史を知り、共時性においては、国際情勢を知ること。知識において、代理経験をして、嫌な時代に嫌なことがたくさある、ということをよく知ってことです」(249頁)
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