安倍政権の暴走を許さない 小雨の宇都宮で470人集会
「安倍政権の暴走を許さない!」。
きょう23日夜、宇都宮市で開かれた「戦争法案反対・9条壊すな!県民集会」。小雨の中、次々と集まってきた470人(主催した「戦争させない全国署名栃木県連絡会」発表)が気勢を上げた。参加したのは労組員や学者、弁護士、代議士、県議、市議、農家、脱原発活動家、政党役員、団体役員、看護師、自治会長、元会社員、ユニオン役員、NPO活動家など(いずれも私が知っている「ともだち」や「知人」ですが)。
駆けつけてきたのは、地元の宇都宮はもちろんだが、佐野、鹿沼、栃木、日光の各市、茂木、塩谷など各町など県内各地から。この中にはFACEBOOK「ともだち」たちも。とくに「原発いらない栃木の会」の役員の多くの顔があったのが印象的だ。決議文は「栃木から総力をあげて戦争法制を阻止するために多様な行動を」。
朝日新聞(23日朝刊)の調べでは、安保法案の賛否は「賛成」29%、「反対」53%と、反対が過半数を占めている。内閣の支持率も5月中旬の45%から39%と、40%割れしてきた。特に女性では支持(34%)と不支持(37%)が逆転し、女性の安倍政権離れがくっきり。
憲法学者3人が衆院憲法審査会で全員が「憲法違反だ」と、異例の指摘を行ったことがこうした判断に直結したのだろう。実際、この会場に駆け付けた「戦争させない1000人委員会呼びかけ人」も憲法違反発言から情況が大きく変化したことを指摘していた。
「国会は過去最大の95日間延期の9月27日まで」。そうせざるをえなくなったのも政権にとっては、まったく不利な憲法論の高まりが毎日のように。それに危機感を抱いたのだろう。会期延長は政権の延命策のつもりだろうが、「おっと!どっこい」ー。逆に東京や京都などで若者たちもついに立ち上がり始めた。「若者の怒り」はこれから加速度的に高まっていくだろう。
とにかく安保法制が論理的に破たんしたのはもう明らか。それでも強行しようという思惑があっても、市民の反対の意思がそれを許さないだろう。戦争法案反対の世論が高まっているが、行動の方はまだまだ序曲。それが栃木県でも始まったばかりで、今夜はその象徴の集会だった。本番はこれからー。
« 15日は正午~16時です 古書店図書室「霧降文庫」 | トップページ | 花の命は短くて 我が家で今が盛りの夏椿 »
「懐かしい未来」カテゴリの記事
- 「ワンルームオフグリッドワークショップ」 「日光の会」が2月に自主講座(2016.01.14)
- 東日本大震災や原発事故を機に ロケットストーブの夢(2016.01.13)
- 地球的次元とローカル性と客観と主観 さまざまな「メディアと社会」(2015.12.03)
- とんぼをとることで自分自身を生産している 岩波新書「資本論の世界」(2015.11.23)
« 15日は正午~16時です 古書店図書室「霧降文庫」 | トップページ | 花の命は短くて 我が家で今が盛りの夏椿 »
コメント