狂い始めた・・・・折々の<状況> その29
折々の<状況> その29
とても正気だとは。そう、あまりにもあからさまに太陽が西から昇るかのように。けっこうですと、たくさんの、いや、大多数が叫んでいても。10万人単位の難民はそのままなのに、いずれ死語になるだろうその装置、そう、原発を再稼動させる、事故が起きてもその責任はだれも取ろうとしない仕組み、それも平然と、それぞれが安全だとうそぶく、神話はもはや崩れ落ちた、みんながそれを知ってしまった。にもかかわらず。判断停止、いや、思考停止、を意識的に。そのうえ、戦争法は出動の暦を準備するわ、非核3原則はわざと言わない・・・もうそんな時代ではないのだが、権力だけはご主人などおかまいなしに狂気の道を突っ走ってゆく、狂い始めた政治、腐り始めた社会、見えていて見ることをやめてしまう空気、起きた事実をないことにして、想像力を封印してしまう、想像力に背を向ける、パンとカーニバルと高校野球の熱狂がこの夏も列島を夢の、それも無残な夢の世界に連れ出してゆく ・・・その先は・・・・
(2015年8月11日BLOG「懐かしい未来」)
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