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2015年8月27日 (木)

折々の<状況>は、こんな経緯から  「序説第22号」あとがき

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あとがき  
  同人誌「序説 第22号」(私・黒川純が事務局)の今号に「折々の<状況> その(1)」を投稿した。朝日新聞1面で始まった哲学者・鷲田清一さんの連載「折々のことば」にならった、触発された題名だ。 鷲田さんのようにはいかないが、書籍や新聞、世間の話題などで気になった、ためになる、あるいは、覚えておきたい、批判したい言葉や現象、思想にコメントをつけてみたいー、ふと、そのように考えたから。
 
 毎日のように応答しているFACEBOOKや私のBLOG「懐かしい未来」では、短い書評的なことが多かった。このため、最初の題名は「折々の言葉」としていた。
 
   ところが、途中で、私が代表や幹事を務めている市民団体「さよなら原発!日光の会」や「さようなら原発!栃木アクション」の会報やチラシ・ポスター、パブリックコメント、あるいは私が運営している古書店図書室「霧降文庫」の企画テーマやイベントの呼び掛けなどが入るようになってきた。さらに初夏から7月16日の与党だけで採決した安保法制問題が重なってきた。
 
 いわば、毎日起きている政治・社会現象にいやでも向き合わざるをえなくなってきた。実際、それに対抗する街頭活動なども行ってきているが、題材や内容が、「言葉」では表現できなくなってきた。主題と内容にずれがどうも生じるように。それで「折々の情況」とか「情況の言葉」とかに変えようか、そうも思うようになっていた。
 
  結局、あれこれと次々と起こる、折々のことに対して、かなりリアルタイムに言葉を示してみせる「状況」、それも少し構えてみせる<状況>を組み合わせることにしてみた。となると、今号だけの一回で終わるはずもない。原稿の締め切りが終わっても、「折々の<状況>」を書きつづっていくことになる。そのため、あえて、連載になるだろうことを示唆したような表題となった。
 
  ・・・それにしても、こんなに安保法制と<格闘>しようとはー。これに取り組むだろうことは、もともとうすうす感じてはいた。しかし、「違憲」であることは明白である安保法制の内容もそうだが、ごう慢を絵に描いたような安倍内閣の姿勢―。それに対するごく自然な当たり前の怒りが重なり、「折々の<状況>」の後段は思わず、安保法制をめぐる情況と批判が大半を占めてしまった。
 
 次回は、「懐かしい未来」をめぐる<状況>、いわば形を変えた『ぼくらの民主主義なんだぜ』(高橋源一郎)的なエッセイになれますように。乞うご期待―(笑い)
(富岡洋一郎)

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