ほぼ休まずオープンしています 古書店図書室「霧降文庫」
恒例の企画は(なんと、昨年夏からついに1年以上も毎月・・・記録をつけておかないと)、今回は思想家、鶴見俊輔をしのび、つたえる「永遠の『不良少年』、追悼、鶴見俊輔」。
予定ではあした19日(土)午後2時前後に、JTBガイドブック記者が取材に訪れることに。当日は、ふだんにも増して「霧降文庫」愛好家がたくさん訪れてくれることを願っております(笑い)・・・
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ウイキペディアによると、鶴見俊輔の学歴は小学校卒(中学校は退校や中退などで)。16歳で米国に渡り、ハーバード大で2年半、哲学を学んでいたが、1941年(昭和16年)12月8日に日米開戦。1942年(昭和17年)3月末、大学の第3学年前期が終わったとき無政府主義者としてFBIに逮捕され、東ボストン移民局留置場を経て、メリーランド州ミード要塞内の捕虜収容所に送られる。この間、後期はまったく授業に出られなかったが、捕虜収容所から提出した卒論が受理され、19歳のときハーバードを卒業。1942年(昭和17年)6月、日米交換船「グリップスホルム」と「浅間丸」に乗ってロレンソマルケス経由でアメリカ留学から帰国した。
戦時国家日本では、海軍軍属で終戦を迎える。戦後、「思想の科学」を仲間たちと創刊。ベトナム戦争に反対してつくられた「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)の中核となり、大江健三郎らと「九条の会」を立ち上げた社会運動家でもあった。
茨城県笠間市の「ともだち」で、鶴見俊輔の「思想の科学」読書会の会員から10冊の貴重な鶴見俊輔本がきょう、12日、霧降高原に届いたばかりです。「思想の科学」は廃刊・休刊?になってからかなり経っていると思うが、今も読書会が続いているのですねー。
宅急便で送られてきた鶴見本には、やはり「戦時期日本の精神史」が入っておりました。鶴見俊輔が力を注いだ「転向論」も。これらの鶴見本については、すでにきょう訪ねてきた「ともだち」のうち、2人が「限界芸術論」などの文庫・新書を「霧降文庫図書室」から借りていきました。
23日(水)は東京・代々木公園を会場に「さようなら原発 さようなら戦争」全国集会へ(主催・「さようなら原発10000万署名市民の会)。私も参加するので、これにもお誘いいたしますー。
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