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2015年12月 3日 (木)

地球的次元とローカル性と客観と主観 さまざまな「メディアと社会」

 Img_5450 2日と3日と、上、下で2頁にわたってアップされた朝日新聞の「メディアのこれから」がいい!。計12人の論者がそれぞれの専門分野を背景に、それぞれの視点から、メディア、とくに新聞とネットについて、その関係などについて、語っている。よく読むと、「玉石混交」といった感じだが、何人かは「さすが」「なるほど」「そうか」といった指摘、批判、提案、提起があった。
 
 以下にあげる千葉大の広井良典(よしのり)さんの「地球的次元とローカル性」などは典型だ。それに「里山資本主義」で知られる藻谷浩介さんの事実からの判断。とくに日本の生産年齢人口(15歳~64歳人口)などは、「そうなのか-」といったところだ。記事によると、1995年から2015年までの20年間に、1000万人、12%も減っているのだという。初めての人口減社会に。そのことは承知しているが、生産年齢人口がこんなに劇的に減っているとはー。と、なんとなくわかるが、数字を示されると、「えっ」と驚いてしまう。
 
 
 もっときちんと次はBLOGや他の媒体で書こうと思うが、これらの論は、単に「メディアのこれから」といったテーマに限定されるのではなく、「社会のこれから」まで含んている。それくらい今、メディア、新聞とネット、今私が打っているFACEBOOK、さらにTWITTER、BLOGの価値や役割、位置づけが大事に。とくに「これはいいね」と思ったのが、「地球的次元とローカル性と」。書いた人の経歴を見たら、「ポスト資本主義」の著者でもありました。「さすがー」と言いたい。
 
(以下は朝日新聞デジタルからの引用です)
 
地球的次元とローカル性と 
千葉大教授・広井良典(ひろいよしのり)さん  
 
戦後の日本社会において、新聞は、国民の「教科書」として機能してきた。諸外国に比べ、際立って大きな発行部数もそのことを示している。実際、新聞は学校の教科書などよりもはるかに大きな影響力をもち、人々の「共通の話題」の土台ともなった。
 
 かつて政治学者のベネディクト・アンダーソンは、近代社会において見知らぬ人に同胞意識が育まれ、「想像の共同体」としての国家が形成されるにあたってメディアが決定的な役割を果たしたと論じた。つまりメディアと国民国家の発展はパラレルな関係にあり、発行部数の大きさは、日本社会の集権性あるいはナショナルな統合の強さを反映したものと言えるだろう。
 
   以上のような日本社会の求心性は、実のところ“国を挙げての拡大・成長”という時代構造と表裏の関係にあった。こうした状況がいま根本から変わりつつある。
 
 本質的な意味をもつのは次の二つの構造変化だろう。一つは「グローバル化とローカル化」の潮流である。特に後者への対応、つまりローカル・メディアの発展という方向は、地域再生とも関わる大きな課題である。
 
  もう一つは「ネット」との関係だ。この場合、情報媒体がネットに移っても、コンテンツ(報道内容)の作成や提供においては相変わらず新聞社等が大きな役割を担っていることを忘れてはならない。こうした点や、霞が関の政策立案能力や情報収集力が相対的に低下している状況の中で、新聞社等には政策の「シンクタンク」的機能の強化が求められるのではないか。大学との連携もここで課題になっていくだろう。  
 
 最後に「第二のソーシャル・ブレーン」という視点に触れたい。近年、人間が社会の中で互いに影響を与えあうことが脳の進化に決定的な意味を持ったとする「ソーシャル・ブレーン」という理解が生まれている。だとすれば、グローバルに影響を与えあうネット空間等において、「第二のソーシャル・ブレーン」とも呼ぶべき新たな「意識」や情報空間が形成されつつあると考えることは不可能ではないだろう。
 
 それは地球的公共意識といった次元にまで至る可能性をもつ半面、“ネットムラ社会”というべき様々な分断を増幅させるベクトルをも持っている。一方でローカルな場所性に着地しつつ、他方で個別の集団を超えた公共性への志向を併せもつようなメディアのあり方と、その原理となる思想がいま求められている。

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