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2015年12月21日 (月)

「詩と思想」コラム「詩人の眼」 3月号原稿を20日に送稿ー。

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この2、3日間は、月刊詩誌「詩と思想」のコラム「詩人の眼」の作業に集中。締め切り日の20日ぎりぎりで編集委員会に送信~(3月号から半年間、担当筆者になる、その第一回目)。その一部をFACEBOOKへ。誌面になるのは来春なので、さわりだけ。私が愛読している「詩と思想」の宣伝も兼ねてー。

「詩と思想」2016年3月号 「詩人の眼」原稿 
(2015年12月20日)

「事件」・・・・新しい何かが突然に
                        黒川純

私たちは、今、いや、今も、「事件」でいっぱいの世の中にいる。それも表層でも深層でも。飛び込んでくる事象だけでなく、眼を大きく見開くことで視えてくるそれも。あれから5年目を迎える東日本大震災・福島第一原発事故、それはもちろん、芸能人の最新スキャンダルも、暴力的な政治変動も、さらに個人的な決断も「事件」だー。スロヴェニア生まれの思想界の奇才と呼ばれる、スラヴォイ・ジジェクは『事件! 哲学とは何か』で、これらをあげたうえで、事件の定義のひとつを示す。「事件とは、すべての安定した図式を覆すような新しい何かが突然に出現することだ」、あるいは「事件とは、何よりも原因を超えているように見える結果のことである」と。

 

「原因を超えているように見える結果・・・・」の例として、『事件!』は、恋に落ちた例をあげる。これなどはだれもが胸に手を当てれば、「なるほど!」に。「私たちは特定の理由、(彼女の唇、あの微笑み、など)で恋に落ちるわけではない。 すでに彼女に恋しているから、唇やその他が私を惹き付けるのだ。だから、恋愛もまた事件的である。恋愛は、事件の結果が遡及的にその原因あるいは理由を決定するという循環構造の好例である」

 

 

「新しい何かが突然に出現する・・・」、その典型的な場面に2015年秋、私はたまたま立ち会っている。というか、私の体感をそのまま言葉で明らかにした素晴らしいスピーチを会場で聴いた。東京・代々木公園で開かれた「9・23 さようなら原発さようなら戦争全国集会」。檀上で、上野千鶴子(東大名誉教授)は、感慨深そうに、それでも、「一語一語」をていねいに、いわば、この時代を「総括」した。「70年安保」(もう45年前にもなる!)に関わった彼女はメモを片手にこう語っていた(これで全体の5分の1強かー。続きは、「詩と思想」3月号でー笑いー)。

 

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