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2017年8月 6日 (日)

小詩篇 その細く清らかに汚れたもの達と共に   磯山オサム

 

小詩篇

その細く清らかに汚れたもの達と共に

 Img_4001_2

 1 道端にジプシー

 

ゲキカラの冷シンス

98から17の帰らない未来

シンデシマウヒト

「橋の欄干手を振れば」

通りゃんせも出来ない

海の色 陸の色

ナミダスルヒト

 

現在もある 

ありあまる消えた旅

SNSの離反は

走るハシル樹に会えるのだろうか

 

息を止めてテフウキン

言葉にならない記憶も

ジプシーの人・道の人

花咲く花のネコ

花散る花のネコ

時を切る希望の続き

旅のネコ・旅の人

ずっといとおしく すべていとおしく

千里のかよい路

ジプシー

道端にジプシー

空に残っている

 

 

  2 ホタル売り

 

月の影が薄いので

里の道を抜け ホタル売りに出る

 

街は光を止めて死に向かうから

小さな命を

朴の葉で作った小箱に入れて

売りに出る

 

まもなく世情が脱皮します

回想を無視して永遠を求めます

 

ホタル

ホタルと声をあげる

 

月の影が薄いので

もうすぐ消える光を

小さな箱に入れて

ホタル売りに出る

 街に 

 光を売りに出る

 

 

 3 その細く清らかに汚れたもの達と共に

 

たくさんの未来がシンダので

ぬれたバスストップ

雨の色を夜ノ森に投影している

過ぎた春を指折って数えている

 

独り子の生きる森の

清らかな孤独

動くことの無い

自らの意思ではなく汚れた命に

耳を澄ます

 

夜の発車ベル

海から風が吹いて三月が始まるので

再び春を数えている

指折っている

 

細く清らかに汚れて生きる

声の無い

たくさんの命

 

眼を閉じ

ぬれたバスストップ

汚れたもの達と共に生きるために

春を数えている

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