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「序説」は創刊が1974年ー、すでに40年以上にもなる「老舗」同人誌。今夏に第24号を発刊しているが、磯山くんは毎号とも、新しい詩を寄稿している。それらから選んだ36篇を掲載した。
「インディーズの魂をこめて」ということで、あくまで独立した魂に立って出版するんだ、という磯山くんの思いがあり、発行所は「序説」編集委委員会であり、発行者はその事務局である黒川純としている。
今回の発行所としては、「序説編集委員会」の名前を使い、住所は、その事務局である栃木県日光市から。それもこれを第一弾として、今後《序説叢書》を次々と生み出したいという思いがある。それについて、詩集には「《序説叢書》発刊によせて」と題して、事務局の黒川純が短文をとじこんでいる。
『序説』同人の詩人、磯山おさむ君の第一詩集「まぼろしの夜の祭り」を、2017年秋、「序説編集委員会」から世の中に送り出します。序説』は1974年12月創刊、今年で43年を数えます。途中、四半世紀ほど休刊していたこともあり、号数は今夏に発刊した「第24号」まで。磯山おさむ君は、ほぼ創刊同人として、毎号とも力のある詩篇を発表してきました。
詩篇は「マーマレード」や「星」、「海」、「風」、あるいは「花びら」、「猫」、「ヒマワリ」などの暮らしや情景をシュールに転調させ、振り返ると、ひとつの「叙時詩」の空気に彩られた、独特な詩法で描かれていることがわかります。
それだけに編集委事務局としては、この数年、「処女詩集を発刊すべきではないか?」と促してきたところです。今回、発刊の運びになりましたが、考えたら、『序説』は今や「老舗」の同人誌になろうとしていますが、編集委員会としての書籍はまだ刊行しておりませんでした。創刊以来の同人10人の多くが「連載形式」で毎号のように力作を寄せています。それを詩集という書物で発行するのは、磯山君が第一号。これを機会に一連のシリーズ形式である叢書、そう「序説叢書」として刊行したい、そのように考えました。
このため、今回の磯山おさむ君の第一詩集を「序説叢書第一巻」として、位置づけることにしました。今後、他の同人による「序説叢書第二巻」、「同第三巻」・・・が待たれます。そのトップバッターである磯山おさむ君の「第一詩集」が詩を愛するたくさんの人たちの手に渡ることを願っています。
(「序説」編集委員会事務局、黒川純)
インディーズの発刊なので、ふつうの流通ルートではなく、磯山くんの独自路線に応答してくれた書店や古書店、珈琲店、あるいはJazz喫茶店などに置いてもらっている。例えば、地元・茨城県の川又書店県庁店(水戸)、もっきりや(水戸)、笠間の家(笠間)など。ほかには知る人ぞ知る模索舎(新宿)、それに古書店のインディーズそのものである霧降文庫(栃木県日光市)など。発刊日は2017年11月1日。きょう11月19日に「霧降文庫」には、10冊が入荷(一冊定価税込1000円)、詩に親しむ人たちの手に渡ってくれればと、願っています。
(おいおい、詩集の作品をこの「霧降文庫」BLOGにもアップする予定です。乞うご期待ー)。
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