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2018年8月13日 (月)

「核は絶対悪」が世界標準になった  核兵器禁止条約の精神


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恥を知れー!、私も。もっとも「核兵器禁止条約の批准を日本政府に求める」の陳情を否決した日光6月市議会も同罪だ。議長を除く23人の議員うち、陳情に賛成したのは、5人の議員だけだったー。

核がこの世界からなくなるようにーという「非核平和都市宣言」を市議会で採択し、広く日光市民に周知しているのが日光市。だが、その精神と矛盾した判断を平然と行って恥じない。「核は絶対悪だ」という毅然とした判断で(というか、核はともかく悪そのものだということが善悪の指標になった)、世界122カ国が採択したのが国連の「核兵器禁止条約」。

それに対し、今や時代錯誤というべき「核の傘」論を金科玉条に背を向けてしまう。核の傘論は、もう時代遅れ、というか、もうその手の発想を許さない世界に移行している。その思想が今回の核兵器禁止条約に結びついた。だから、もう北の脅威を盾に政府と同調するのは、世界の孤児となることを覚悟するのと同じ。

ICAN国際運営委員である川崎哲(あきら)さんが昨日、8月12日(日)の東京新聞「核兵器の終わりか、私たちの終わりか」というエッセイで、わかりやすく解説している。韓国や日本の政府も核兵器禁止条約に反対している。「つまり、北朝鮮の核は禁止すべきだが、米国の核は禁止したくないというわけだ」。

続いて、「たばこを吸いながら、『お前はたばこをやめろ』というようなものだ」と。ややニュアンスは異なるとは思うが、例えとしては、説得的だ。「私たちは米国の傘に依存するが、お前たちは傘に依存するな」。と、まぁ、なんとく無茶苦茶な、小学生でもわかる矛盾した態度であろうかー。

それに加え、核兵器禁止条約では、核の生産、使用、貯蔵は、もちろん、脅しも禁止している。核の傘というのは、「俺たちに手を出すと、ともだちが報復の手を出すぞ」という脅し。つまり、日本の核の傘そのものが、核兵器禁止条約で違反とされており、日光市議会の判断は、その違反を意に介さないということだ。

ともあれ、核兵器禁止条約の成立で、「核そのものが、必要悪ではなく、絶対悪」となった。「そういっても相手が怖いのだから、核の傘も仕方ないんじゃない」といった言い訳はもう効かない世界に転換したということだ。そのくらい歴史的な時代に私たちは立ち会っているということ、それをしかと確認すべきだ。

ということで、核保有国や傘の傘にある国々は今や、新しい世界のから弾き飛ばされようとしており、いわば、例外であり、みそっかすの立場。世界の少数派だということだ。ようするにこの国際時代に本流ではなく、傍流だということが国際連合で確認されてしまったのだ。ということを冷静に考えれば、わかること。とにかく日光市議会の判断は、情けないやら、恥かしいやらーです。(折々の状況 2018・8・13 BLOG「霧降文庫」)人気ブログランキングへ


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