「第一波」日本は抑え込んだのか 知る新型コロナ
日本は新型コロナウイルスの流行抑止に成功したのだろうか。朝日新聞は主要7か国(G7)について、各国のデータを分析し、それぞれ10万人当たりの累計感染者数と感染の有無を調べる検査件数を比較した。また世界的にみて比較的被害が抑えられているアジア・オセアニアの国・地域を選び、10万人当たりの累計死者数を比べた。
数値は いずれも、5月23日時点のもので、感染者数と死者数は、米ジョンズ・ホプキンス大のまとめから、検査数は各国政府の公表資料などを使って算出した。
この結果、日本はG7の中で10万人当たりの感染者が13.2人と、最も少なかった。一方、検査数も最小の212,8件で、最多のイタリアの約4%だった。
10万人当たりの死者数についてもG7では、日本が一番少なかった。ただ、アジア・オセアニアで比較すると、多くの国・地域が日本の0・64人よりも少なかった。たとえば、初期の水際対策が奏功した台湾の累計死者は7人で、10万人当たりでは、0・03人だった。
「第一波」日本は抑え込んだのか 感染者・死者数 世界と比べると 朝日新聞6月21日別刷り「知る新型コロナ 3 新しい日常を生きる」(7頁)
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