検査継続求め、8項目27点質問
日光市甲状腺検査事業打ち切り「説明会」報告
2022年12月23日(金)13時半~14時40分 日光市本庁舎202号室
日光市甲状腺検査事業アンケート回答及び日光市の今後の方針「説明会」
【日光市側】(4人)健康福祉部長 参事兼健康課長 健康課長補佐兼健康推進係長 健康課員【さよなら原発!日光の会】(7人)代表、副代表、幹事、特別幹事
「説明会」の注目点
- 今回の甲状腺検査事業打ち切り方針は、このところの日光市の財政の厳しさからの財政健全化・財政合理化の典型的な一環かと思われたが、「説明会」の説明で、財政、いわゆる金の問題ではなく、基本的に日光市の「考え方」からきていることがわかった。
- 日光市の「考え方」は、「国際がん研究機関」(IARC)の提言2018」に根拠があり、ほぼこの「提言」を受けた打ち切り判断であることがわかった。提言では「事故後にばく露レベルを考慮せず、住民全員を対象にした甲状腺集団スクリーニングを実施することを推奨しない(すべての年齢に共通)」とある。
- 担当課である日光市健康課は集団スクリーニングのやり方ではなく、やはり「国際がん研究機関」で提起されている受検を希望する市民、個別受検を支援する方法(松戸市や塩谷町などの方法)を内部で検討していたが、最終的に「総合的判断」(判断過程は不明―)で検査事業の全面打ち切りを決めている。
- 「説明会」では松戸市のような「やりたい人にだけ助成するやり方も検討してきたが」といった言い方だったが、情報によると、「市健康課は集団スクリーリングではなく、代替案を提示していた」のが実際だが、最終的な決定は検査そのものの打ち切りに。日光市長は12月9日の市議会全員協議会で「担当課の方針を重要視した」と答えているのだがー。
- 打ち切り判断の日光市市長「文書回答」ではンケートの「調査結果により」とあるが、アンケートの回収率が1%であり、当会から判断の役に立たない、判断の根拠とならないことを指摘されると、アンケート結果は参考であり、基本的には今春からもともと判断していたことが強調された。
- アンケートの結果は回答率1%だったが、この結果は日光市でも想定していない低さであったことがわかった。それを打ち切り判断の根拠にしているが、回答率が低調だったことで苦し紛れのように「関心の低さが際立った」という判断材料にしている。さらに打ち切り判断の理由として健康課長が「受診率が2%台に落ちている」ことを強調していたのが印象的だった。
- 説明会では、最初の数項目の質問から「本論」に入ってしまったため、後半の質問はまともに質問できなかった。これら残った質問の数項目については年明け、2023年1月下旬までには文書回答してもらうことになった。
「さよなら原発!日光の会」基本的質問
(1)「甲状腺検査事業アンケートの実施」についての基本的質問
①アンケートの実施の「回答方法」では、「スマートフォンのQRコード読み取り、リンク先の専用入力フォームからご入力」を基本に「メールまたはFAX可」とありますが、どうしてこうした「回答方法」をとったのですか?
回答 健康課長 受検者の年代はQRコード捜査などに手慣れている年代のため。
②「事業概要」では、令和4年度の甲状腺検査事業予算して「約186万円」を計上しているとありますが、186万円の「内訳」を教えてください。3000円自己負担の受検者ひとりあたりの助成額はいくらになりますか?
回答 斎藤課員 186万円の内訳は甲状腺検査そのものに140万円、ほかに郵送料など。甲状腺検査は1人当たり6600円かかるため、助成額は3600円。
③令和4年度の受検者数は見込みで250人ぐらいと聞いておりますが、どのくらいになりますか?
回答 斎藤課員 250人ぐらい(詳しい内容は日光市資料その1で)
④令和4年度の最終的な全体の実績額はどのくらいになりますか。前年度、令和3年度の実績額はどのくらいでしたか?
回答 斎藤課員 令和4年度の実績額は受検者250人とすると、×3600円で、90万円。令和3年度は助成額108万円(受検者300人×3600円)、最終的に実績額は117万4194円。
(2)「別紙 甲状腺検査アンケートについて」の基本的質問
➀アンケートの通知方法として、「対象者全員へのアンケート用紙を個別送付」とありますが、郵送ということですか?対象者は1万2185人としていますが、「何世帯」の家庭に送付しましたか?
回答 斎藤課員 1万2185人の各個人に郵送しており、世帯数では把握しておりません。
②回答は「QRコード読み取り」、「市窓口での回答受付」、「メール」、「FAX」による回答とありますが、それぞれの回答数を教えてください
回答 斎藤課員 🔴窓(窓口・FAX)提出 79人 🔴ネット(QRコードアンケート入力フォーム)提出 51人(日光市資料その2に)
③問い4「継続してほしい」「必要と思う」方の理由について教えてください。同じく問い5「必要と思わない」「廃止してほしい」方の理由を教えてください
回答 日光市資料その3
④質問4、質問5にある「必要性に関してのそれぞれの理由」、とくに「その他」を選び、()内に「理由」を記した内容について教えてください。
回答 日光市資料その3
ここで当会側から「財政が厳しいから甲状腺検査を打ち切りにするということなのか。アンケート回答が1%しかなくても、物事を判断するアンケートとしての価値があるのか?」という「本論」に入る質問が出され、これに部長、課長が「待っていた」かのように答えた。
部長 財政も厳しいところはもちろんあるが、甲状腺検査事業を始めてから10年という区切りから。費用がどうのということよりも、受検者がだんだん減っていることの方が大きいといいますか。行政としてはやっぱり財政が厳しくてもやっていくものはやっていく。
課長 我々も回答がもっと多くくるものと見込んでいた。しかし、結果はそうなってしまった。10年経って、継続するかどうかのその中には2018年に国際機関「がん研究機関」が2018年に提言を出している。「原子力事故後の甲状腺健康モニタリング長期戦略」(国際がん研究機関専門家グループの提言 邦訳版)。その中で、「事故後にばく露レベルを考慮せず、住民全員を対象にした甲状腺集団スクリーニングを実施することは推奨しない(すべての年齢層に共通)」と。今のようなスクリーニングを実施することは推奨しないと。出ている。
なぜかというと、今やっている住民全員を対象にしたスクリーニングを行うと、不利益部分が大きくなる。甲状腺がんの摘出手術を行うことがあるが、その摘出手術を行う
と、いわゆる「亢進症」(甲状腺亢進症とは、甲状腺ホルモンが出すぎて働きがつよく
出る病気。多い症状は、甲状腺が腫れる、脈が速くなる、手の指が震える、汗をかきやすくなる、たくさん食べるのにやせる、イライラする、疲れやすい、ときどき手足の力が入らなくなるなどーネット検索からー)と言うのだが、その病気をずっと抱えて、治療を一生ずっと続ける形になる。それを勘案して「スクリーニング調査はやらないほうがいいですよ」、という国際機関の提言が出された。2018年9月に(発表された)。
私は2018年から健康課長をやっているが、その年の(2019年?)3月4日に(甲状腺検査の?)結果を持って、自治医大の専門の先生を訪ねた。「甲状腺検査はいつまで続けるのか」と聞かれ、「10年計画でやっている」と答えた。すると、先生は「国際がん研究機関の提言に沿ってもう一度検討してください。もし続けるのであれば、検査は不利益部分も含んでいることをきちんと通知してください」と言われた。(これを受けて?)実際、検査申請書にはその内容、注意事項を載せている。
今、10年経って実施したアンケートでは1%の回答だったが、検査を受けたいという人の意見が多い。そのため、みなさんに通知する今の集団検査の形ではなく、やりたい人にだけ助成してやる方法を検討してきたが、なにせ受検率が2%台に落ち込んだものだから。受検結果もすべて影響がないという結果なので、最終的に来年度は中止という判断へ。財政的には決して大きくはございませんので、金の問題というのではなく、そういった問題を含んでいるので。
当会発言その1 今回の甲状腺検査打ち切り判断は財政が厳しい日光市が財政合理化のため、「日光そば祭り」を中止したような形で人身御供みたいに打ち切りを判断しているのかと思っていましたが、お金の問題ではないことはよくわかりました。むしろ、国際機関の「甲状腺集団スクリーニングを実施することは推奨しない」という提言からということもわかりました。ただ、福島の「県民健康調査」のように、今年12月の委員会で福島では330人規模の甲状腺がん患者が報告されているのに、「過剰診療」という論議もあり、まだ因果関係を認めていない現状にあります。福島第一原発事故以降、国際機関の意見をそのまま信用できるかどうかー。だが、今回の判断は国際機関のその提言に毒されているということがわかりました。
当会発言その2 甲状腺集団スクリーニングのデメリットについては、反論を。その論だと胃がんなどのすべての検診が無意味になってしまう。スクリーニングをやることで「今、健康なんだな」「これはがんにかかっているんだな」とわかる。甲状腺でもスクリーニングは大切です。過剰適応ということなら医者の判断が誤った、誤診という話になる。先生方は適切に判断している。それに対して過剰適応ということになると、スクリーニングに不安があるということなら、今の日本の医学に対して、論理破綻してしまうことになる。
当会発言その3 国際機関の提言についてはさらに反論したいところですが、時間がないので、さらに「市長回答」についてという「本論」について質問させていただきます。
(3)「市民の不安の軽減を図る目的は達成した」という「市長回答」について
①市長回答では「調査結果により、市民の不安を軽減する目的は達成したと捉え、令和4年度を最終年度として終了を予定しております」とありますが、私たちはそのように判断しておりません。日光市の歴史に禍根を残すことになりませんか?② 2012年9月に日光市主催で行われた「放射性物質と健康を考えるシンポジウム」で市民代表パネリストとして参加した手塚郁夫さんは本日の説明会への「意見書」で「アンケートの結果を受けての終了ではなく、現在も続く原発事故の影響を直視し、今後の評価に耐える日光市の対応を希望します」と述べています。打ち切り判断が「今後の評価」に耐えられますか?つまり歴史の判断に耐えられますか?自信を持って検査を止めると言えるのですか?
質問①②についての回答 健康課長 自信を持って(甲状腺検査打ち切りを)やれるという話をしているわけではない。ただ、スクリーニングというやり方ではできない。助成制度のほうに振り向けていくという検討の中で、余りに受検者が少ない中でやってきた中で、もういいのではないかという結論になった。歴史の判断に耐えられるなんて誰にもできません。
当会 いや、歴史の判断に耐えられるかどうかの判断を行政がやろうとしている。この責任をどうとっていくのか。
③この市長回答にある判断材料となった「調査結果」とはアンケートのどの部分を指しているのですか?その「調査結果」のどんな内容からそう言えるのですか?
(時間の関係で質問から外れた)
(4)市長回答「別紙 甲状腺検査事業アンケートについて」の内容について
➀市長回答別紙「日光市甲状腺事業アンケートについて」では打ち切りの理由について、「事業への関心の低さが際立ったこと」と「対象者1万2185人のうち必要性を認識する内容を選択した方が92人と少数に止まったこと」の2点を挙げています。しかし、「必要性を認識する内容を選択した」のは、回答者130人のうち7割にあたる92人(「継続してほしい」50人、「どちらかといえば必要と思う」42人)で、回答者の大勢は「必要性を認識」しているのではありませんか?
(時間の関係でそのまま質問して上げられず)
②また、昨年度の受検者303人、今年度の受検者はアンケート回答130人のほぼ2倍にのぼる250人になる見込みです。アンケート結果の判断として「関心の低さが際立った」、必要性の認識が「少数に止まった」と見方、判断は少し勇み足ではありませか?(時間の都合で質問に上がらず)
③アンケート回答者は130人、実際の受検者は昨年度が303人、今年度見込み250人。逆のケースは考えられますが、回答者よりも受検者のほうが2倍にのぼっていることはアンケートの信頼性に疑問を持たれてしまうことではありませんか?回答と実際の大きな落差についてどう説明しますか?
回答 課長 アンケートは無理する形ではなかった。ただ、結果(回答率1%という)はこうなってしまった。おっしゃるように私も受検者よりもアンケート回答のほうが上回ると思っていました。
④甲状腺検査の受検者は日光市によると、令和1年度392人、令和2年度301人、令和3年度303人、令和4年度見込み250人?(夏期163人、冬季85人)―。これほど多くの受検者がいる事実、現実をどうとらえていますか?
(時間の都合で質問にとりあげられず)
(5)今回のアンケートの信頼性、品質について
➀ネットでアンケートの「成立条件」などで検索すると、国や自治体のアンケートの回収率の目安は「1割~3割程度です」とあります。「回収率が3割を下回る場合は品質が確保されていないとして、調査そのものを廃止することも検討しています」とあります。今回の回収率1%をどうとらえておりますか?
②甲状腺検査事業アンケート回収率1%というとんでもなく低い回収率です。これから大事な甲状腺検査事業の継続の可否を判断していくことが可能なのかどうか?結果の信頼性、いわゆる品質に欠け、判断材料にすることには役に立ちないと思いますが、いかがですか?
部長 アンケートは参考にしていくのですが、この問題については昨年度の時点でやめさせていただくと表明していた。しかし、「アンケートが必要ではないのか?」という指摘が議員さんから上がり、実施した。(甲状腺検査の是非について)今回のアンケートで決めるということではなかった。そこはご理解いただきたい。(再度)そこはご理解いただきたい。このアンケートで決めるということを最初に言っておいてこの「1%」というのでは(問題が)大きいと思うがー。段取り的に、意思決定過程的に。
当会 その発言は非常に微妙ですよ。今春の市長回答でも、「アンケートの結果を踏まえ、検討を行い判断」としています。今回の打ち切り回答でも「調査結果により」と文書回答しています。
部長 アンケートで回答が少なかったということもひとつの調査結果です。
当会 打ち切り判断はすでに決めており、今回のアンケートで判断したのではないことに力点があるということですか?しかし、文書回答では「調査結果により」判断したとあります。部長の説明と違いますよ。アンケート1%で判断するというのは世間的には常識にはならない。回答が低いということではー。
部長 ただ、アンケートに関心が低いんだなということはー。
③アンケートの回収率を上げる方法として、アンケートを行う際にこのアンケ
―トに答えることの「意義を広く伝え」、アンケートを行うことを「事前に告知
する」、あるいは、アンケート中に「回答を催促」していくことなどがあります
が、日光市では回収率を上げるための工夫としてどんなことを行いましたか?
(時間の関係で質問としてとりあげられなかった)
(6)千葉県松戸市の受検者は少数ですが、検査を実施しています。
➀50万都市である千葉県松戸市では助成2000円、自己負担2400円(2年に一度)で甲状腺検査を実施していますが、受検者は令和2年度2人令和3年度7人と少数です。それでも議会で「何年続けるのか?」と問われたのに対し、「不安がある間は実施しなくてはならない。5年、10年で止める事業ではない」と答えています。この松戸市の判断をどうみますか?②松戸市では受検者が2人や7人といった一桁でも事業継続をしています。いわんや受検者が303人~250人もいる日光市が事業打ち切りという判断をするのは、理屈に合わず、市民に寄り添う行政としておかしくないですか?
部長 行政は一人一人の市民の声を聴いて、その不安の軽減に応えていく務めがある。そのいろんな事業があるが、ただ事業としては1人だから継続するのか、2人だから、3人だからーというと無駄な議論になると思うが。あくまで事業としては、1人でもいるから続けていくかというと、そういう判断をしない場合もある。全体の中の何パーセントとか。1人だから、100人だから、300人だからという問題もあるが。そこはお金がかるようなら、予算の判断もあります。そこは今の判断が正しいと思っているかというと・・・(―このあとの声が聴こえずよくわからないー)
③日光市での新規受検者は令和1年度63人、令和2年度69人、令和3年度67人です。事業打ち切りは放射性物質に「不安」を覚える市民が毎年、甲状腺検査を受けている現実を無視することになりませんか?
(時間の関係で質問としてとりあげられなかった)
(7)「時間をかけて繰り返し検査を」、甲状腺検査の重要性の認識について
①東電福島第一原発事故後に福島県で行われている「県民健康調査」の2022
年12月3日の検討委員会によると、事故当時、福島県に居住していた18歳以
下の子どもの甲状腺がんは338人になったと報告されています。小児甲状腺が
んは100万人に1人か2人とされていましたが、現実はこうなっていますが、
日光市はこの事実をどう受け取っていますか?
②福島第一原発事故で甲状腺がんになったとして福島県に住んでいた7人が東
電に6億円余の損害賠償を求めた訴訟は東京地裁で口頭弁論が始まっています
が、意見陳述した20代の女性は肺への転移で大学を中退せざるを得なくなった
などと涙ながらに説明しています。原発事故当時、原告6人は6歳から16歳で
した。日光市では幸い1人も甲状腺がんと診断されていませんが、万一の場合の
早期発見・早期治療が求められているのではありませんか?
③福島県では前回検査で「問題ない」とされた子どもでも次回の検査で甲状腺が
んまたは疑いがあると診断されたケースが見つかっています。そのためこの問題
に詳しい清水奈名子・宇都宮大学教授は「時間をかけて繰り返し検査を受けてほ
しい」と呼びかけています。日光市の検査打ち切りはこうした呼びかけに背を向
けることになりますが?
(8)チェルノブイリ原発事故の甲状腺がんの「教訓」について
➀チェルノブイリ原発事故でベラルーシの子どもたちの甲状腺がんの治療にあたっていた専門医師で元松本市長の「原発事故と甲状腺がん」(幻冬舎ルネッサンス新書)によると、チェルノブイリ原発事故由来の小児甲状腺がんは事故から10年がピークで、15歳から17歳はそれから7年後の17年目がピークです。こうした教訓をどうとらえていますか?
②チェルノブイリ事故を受けた教訓からいえば、甲状腺検査は福島原発事故から12年目の2022年度で打ち切るという乱暴な判断には立てないと思います。むしろ、これから数年間の検査がますます大事になるのではありませんか?
③日光市は日光市の甲状腺検査事業開始から10年が経ち、その「10年を区切りに」して事業打ち切りを、という説明をしていますが、この甲状腺がん問題は「10年を区切りに」という「区切り」という見方で判断する問題ではありません。信頼できる「報告」、つまりは「教訓」から判断すべきではありませんか?
当会発言その1 中禅寺湖の魚の検査もまだまだ続けていくという。日光市の野生のチタケもキノコも出荷停止はまだまだ先。出荷制限がかかっている環境の中で日光市の子どもたちは育っている。国の基準があって、出荷停止が解除されるまでは、日光としては、健康課としては、こういう甲状腺検査をやっていくことが、継続していくことがお金ではなく、日光市の子どもたちの未来を守るためには大事になる。
当会発言その2 (7)の「時間をかけて繰り返し検査を」、甲状腺検査の重要性の認識について (8)のチェルノブイリ原発事故の甲状腺がんの「教訓」についても含めて、部長、課長のまとめの回答をいただきたい。
課長 言っていることはよくわかる。よくわかるが、集団スクリーニングはやるんじゃない、という考え方を国際医療機関が言っているという話なんです。全体的にスクリー
ニングはやるな、積極的に検査している、検査しているはやめろと。だから、10年経って受検者が減っている、支援していく形に変えて行きたいと思っていたが。ただあまりに落ち込んでいるものだから。清水先生の言うこともわかるが、国際機関からこういった形のものをやられてしまうと、行政機関としては。このため、支援の形を変えてやるということで残していくことにしか舵は切れない。松戸市もそういう支援の仕方になっている。こういうものが出てしまうと、こういう姿に。我々のような低レベルの
地域では。福島は別ですよ。ご理解いただきたい。
部長 10年をひと区切りに判断させていただいた。これまでの検査である程度の効果はあったとして。確かに不安に思っている方が1人もいないとは思っていない。そうは思ってはいないが、ここで区切りをつけさせていただこうと判断させていただいた。今後はいろいろな情報提供とかを可能な限りやっていきたい(了)。
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