新花巻図書館の建設地は旧花巻病院跡地に 「花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会」が全国署名活動へ
岩手県花巻市で「新花巻図書館」の建設をめぐり、市民団体が「新花巻図書館は宮沢賢治ゆかりの地を生かした図書館にしてください」という全国署名活動に乗り出している。署名の名称は「新花巻図書館建設の建設地は、旧花巻病院跡地に!」。主催団体は「花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会」。花巻駅前のJR用地が「候補」としてあげられているようだが、市民団体によると、JR用地ではなく、跡地周辺は「稗貫農学校や花巻女学校があったところで、宮沢賢治や妹トシのゆかりの地」だという。
署名活動はそのためだが、その市民団体で活動している私の尊敬する先輩から、先週、「ぜひ署名活動に協力を」という呼びかけが署名用紙とともに送られてきた。転勤族だった私は花巻も管内だった隣の北上市に3年間暮らしたことがある。花巻といえば、真っ先に浮かぶのは、宮沢賢治が生まれ育ったところ。いわば、世界の賢治の里、理想郷である「イーハトーブ」の里だ。「宮沢賢治記念館」には何度訪れたことかー。
先輩は宮澤賢治に関する著書『賢治の時代』(岩波同時代ライブラリー、増子義久)も書いている賢治通。定年後、故郷の花巻で市議会議員を2期務めるなど、元気に活躍してきている。ネットで検索していたら、岩手県で暮らしていたころ、親しくしていた花巻市の「おいものせなか」(フェアトレードのお店の名前)がブログでこれらのことを書いていた。なので、それをアップし、新花巻図書館についての署名活動を紹介しようかと。
私も新花巻図書館の署名の求めに応じて、この新花巻図書館の署名集めを始めたところ。友人、知人に声をかけ、それなりに集まったら、花巻市の先輩のところに送ろうと思っている。
(以下は「おいものせなか」のブログから)
新花巻図書館のこと 2023年9月7日(木) [夢の新花巻図書館を目指して]
ようやく朝晩は涼しくなりましたが、日中は今日も熱いねーと言いつつ、知事選の話題で盛り上がる1日でした。
今月のおいもだよりのウラコラムは、選挙運動のことで、ブログ読んでいる方には、大体同じような内容ですが、うちのお客さんはブログ見ない人も多いので(^_^;)。お待ちください。
新花巻図書館の運動も再開しています。
ヒカリノミチ通信9月4日http://samidare.jp/masuko/
新花巻図書館をめぐって利権が絡んでいるのではと、ショックを受けました。
市長が駅前にこだわる理由がはっきりしないのは、ここなのかどうなのか。
すでにJRと用地取得の交渉を始めているようですが、その内容も非公開なのです。
この図書館問題に関わりはじめて、図書館に関する本をたくさん借りてきて読みました。
全国には素敵な公立図書館がたくさんあることも知り、びっくりです。
この「つながる図書館」(猪谷千香著)という本は、図書館の紹介本では名著とされる本ですが、これを見ると、本当に羨ましい公立図書館がていねいに紹介されています。
それらに共通する点があります。
「市民の声をよく聞いて、何回も何回も市民と話し合って図書館をつくったこと」
「市長が図書館をまちづくりの要として、力を入れていること」
「市内外の図書館来館者数が飛躍的に増えて、経済効果がすごく上がったこと」
花巻に、皆が行きたくなるような素敵な図書館ができたら、どんなにうれしいか。
そんなことを夢みて、仲間と頑張っています。
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