「晴耕雨読」にはこの二冊がぴったりー 「台湾の本音」〈野嶋剛)と「核の世紀末」(高木仁三郎)
小雨模様の19日(月)、「晴耕雨読」の一日に。で、「台湾の本音 隣国の基礎から理解する」(野嶋剛 光文社新書)、「核の世紀末 来るべき世界への構想力」(高木仁三郎 農文協)、ネット経由で本屋に届いたばかりのこの二冊を並行して読み始めた。
「台湾のー」は朝日新聞の書評欄で現在の台湾を知る格好の本だと紹介されたため。第6章「『台湾有事は本当に起こるのか』」は「なるほどー」と読んだ。「台湾有事」が繰り返しマスコミに踊っているが、確かに今の台湾をよく知っていないので。野嶋さんは元朝日新聞の台北支局長で、よく彼の記事を読んでいたので、信頼感がある。今は大東文化大教授も務めているというのは、この新書で知った。
「核のー」は1991年12月発行で、今から33年も前の本だが、「原子力資料情報室」を立ち上げた故・高木仁三郎の核、原子力、自然を知るにはちょうど良さそうで。読みかけだが、レントゲン、ラジウム、キュリー夫人、ウラン
核のそもそもの歴史から入って、次第に伝えたい本論へ。「市民科学者として生きる」(高木仁三郎、岩波新書)を残した高木さん(私の故郷、上州出身)の思想を追いかけている私としては、すごく手頃感があるー。
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