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2024年3月25日 (月)

中間層にも役立つという「身の守り方」    雨宮処凛さんが「死なないノーハウ」発刊

作家の雨宮処凛さんが中間層にも役立つ「身の守り方」を伝授する「死なないノーハウ」を発刊した。雨宮さんといえば、「半貧困ネットワーク」の中心メンバーだという理解をしていたが、「中間層にも」?ー。どうしてか、朝日新聞でインタビュー記事が載っていた。facebookでも「ともだち」がこれを全文掲載していたので、それを転用し、「霧降文庫」にも。貧困になった場合、雨宮さんによると、それまでの中間層はいわば、うろたえてしまい、なす術を持たないらしい。その面では「明日は我が身」なので、私も手にしようかなと思っているところです。さて、みなさんはどうだろうか?

(以下は朝日新聞記事から)

「中間層」の困窮、支えを探して 作家・雨宮処凛さん、「身の守り方」を本に

 不安定な生き方を強いられた貧困層を取材し、自ら支援活動も続けてきた作家の雨宮処凛さんが、病気や介護などの時に「中間層」にも役立つノウハウを集めた本を出版しました。一貫して社会の底辺に目を向けてきた作家に、どんな心境の変化があったのでしょうか。(聞き手・永田豊隆)

 ■コロナ禍で相談増

――新刊の「死なないノウハウ 独り身の『金欠』から『散骨』まで」(光文社新書)。執筆のきっかけは?

 新型コロナウイルス禍にともなって困窮した人を対象に相談や支援を続けてきて、最近まで中間層だったという人に数多く出会いました。

 かつては年収500万円以上あって、住宅ローンを組んで持ち家がある人が多くいましたが、あっという間にローンを払えなくなって「まさか自分が」とぼうぜんとしていました。中間層はもっと余力があると思っていました。

――貧困層との違いは。

 コロナ禍前の住宅関係の相談といえば、「家賃が払えない」「賃貸を追い出された」。だから住宅ローンが組める時点で安定層と思っていましたが、貧困との距離は近かったのです。

 貧困層は身を守るためにサバイバルの知識にたけていきます。相談先や使える制度などです。むしろ中間層の方がそういった知識がなくて丸裸で投げ出される分、衝撃が大きいですね。支援のあり方も難しい。収入が生活保護基準をわずかに上回る人たちを支える制度がほぼありません。

 中間層だったけれど収入も貯金も失った場合、現実に使える制度が生活保護しかないケースが多い。ところが、生活保護を勧めると強い抵抗を示される傾向がありました。

――なぜでしょうか。

 生活保護の話になると怒ったり、「融資の制度を教えてくれ」と求めたり。自分が制度を使う可能性を考えてこなかっただけでなく、生活保護は恥ずかしいという意識があるのではないでしょうか。

 当事者を責めることはできません。この国では、生活に困った時にどんな制度を頼ればいいかについて教育がなされていません。そのうえ、2012年に、お笑い芸人の親族の生活保護利用報道に端を発し、政治家まで加わった「生活保護バッシング」が起きたことも影響しています。

 さらに、中間層が抱える不安の影響も感じます。

――どんな不安ですか。

 生活保護だけでなく、近年、公的に守られているとされるものが攻撃されてきました。人工透析などの患者、高齢者、障害者、公務員など。

 「失われた30年」の間、他の先進国では上昇している実質賃金が横ばいのままで、正社員の割合は3分の2を切りました。若くて病気も障害もなければ競争社会に投げ込まれて、ゲームに勝ち続けなければならない不安があるのです。負ければ野垂れ死ぬしかないと脅迫を受け続けていると、「怠けて得しているように見える誰か」のせいにしたくなるのかもしれません。

 でも、いざ自分が家を失う状況になった時に、誰かに向けていた意識が自分に返ってきて「生活保護だけは嫌だ」ってなる。やりきれない感じがします。

――社会に何か変化が起きているのでしょうか。

 「失われた30年」が始まった1990年代初頭は働く人の8割が正社員。中間層にもっと余裕があったのは間違いないでしょう。

 それは女性がおかれた状況に如実に表れています。2008年末に東京・日比谷公園であった「年越し派遣村」に私も参加しました。派遣村を訪れた困窮者505人のうち女性はわずか5人でした。家族福祉や企業福祉が少しは機能したのです。今は私がかかわっている支援団体に相談にこられる2割が女性です。コロナ禍で女性の自殺も増えました。家庭でも職場でも女性を守る余力がなくなっている表れだとみています。

 ■蹴落とさず助ける

――新著にはどんな問題意識を込めたのですか。

 私は来年50歳ですが、フリーランスの単身者です。老後にもらえる年金の通知を見ると月額4万円程度で言葉を失いました。自分の病気や親の介護も心配なので、公的な制度はもちろん、使える民間サービスも徹底取材しました。自分のために書いたような本です。

――本の中で、「不安がなくなると、人は優しくなる」と書かれました。

 もう少し社会全体に余裕があった時代、生活保護や公務員を「特権」とうらやむ人はいなかったと思います。私自身、かつては脱落した人間は自己責任で、切り捨てられることを受け入れなければいけないと思っていました。

 でも、困窮者を支援する人たちに出会ってともに活動するうちに「そんなふうに思わされていること自体がおかしい」と思うようになりました。支援活動を通して生き抜く知識を多く得て、人は蹴落とすものではなく、助け合う存在になりました。ぜひ皆さんも知識を身につけて、不安をなくしてほしいです。

    *

 あまみや・かりん 1975年生まれ。一般社団法人「反貧困ネットワーク」世話人。著書に「学校では教えてくれない生活保護」「生きのびるための『失敗』入門」など。

朝日新聞3月23日

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