「東海第二原発」の現在地ー能登半島地震が突き付けた現実とは何か?ー 原告団共同代表の大石光伸さんが5月26日(日)に日光で講演
5月26日(日)に日光市中央公民館中ホールを会場に「さよなら原発!日光の会」第12回総会がある。その記念講演として、「開場」午後2時半、「開演」午後3時から午後4時50分まで、「『東海第二原発』の現在地-能登半島地震が突き付けた現実とは何か?ー」を主題に、東海第二原発運転差止訴訟原告団共同代表の大石光伸さんの講演がある。そのフライヤーがほぼできたので(まだ色合いを修正するなどがあるが、基本形はこれで)、この「霧降文庫」にアップすることにした。日光市と日光市教育委員会の後援申請が決まったら、A4版、片側、3000枚の印刷を発注することにしている。参加費は500円(ただし、障がい者300円、高校生以下無料)。第12回総会は同一敷地内にある「小ホール」で午後1時~2時まで。
(以下はフライヤーの本文です)
東海第二原発は1978年に運転を開始してから40数年が経つ老朽原発ですが、原子力規制委員会は2018年に20年の運転期間延長を認可しました。この東海第二原発は水戸市など30㌔圏内に94万人が暮らし、日本一人口密集地帯にある原発です。日本原子力発電は今秋にも再稼動をめざしていますが、東海第二原発運転差止訴訟で2021年3月、水戸地裁は「人口が密集している地域での原発避難の困難、避難計画の困難」を理由に運転差し止めを命じています。被告、原告の双方が控訴し、つい2月20日、東京高裁で第2回口頭弁論が行われたばかりです。
今年元旦には能登半島地震が起き、立地する北陸電力志賀原発では、外部電源の一部から受電できなくなるなどのトラブルに見舞われました。能登半島地震では、多くの家屋が全半壊し、道路が寸断され、孤立集落も多数出ました。原発事故が起きていたら、退避しようにも建物は壊れ、逃げようにも道は通れない。避難計画は絵に描いた餅であることが露わになりました。今回の能登半島地震は東海第二原発から80㌔圏にある日光の私たちにとっても、さまざまな問題点を突き付けています。
2012年の提訴以来、東海第二原発運転差止訴訟原告団の共同代表を務めている大石光伸さんに水戸地裁勝訴判決が伝えていること、そして東京高裁では何が争われていくのか、さらに今回の能登半島地震からどんな課題や教訓が引き出せるのかなどについて、語っていただき、「東海第二原発問題」を共に改めて考えていく機会にします。
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