全滅した原の古城の一揆勢三万七千ー 石牟礼道子さんの大河小説「春の城」に挑む
三万七千もの一揆勢が原の古城に立てこもり、幕府軍十二万を迎え討って全滅した。幕府は、女子供といえども一人残らず撫で切りにせよと命じた。天草の人口は半減したと記録は伝える(本書「納戸仏さま」より)ー。この歴史を898頁にした大河小説「春の城」にようやく挑んでいる。「苦海浄土 わが水俣病」で知られる石牟礼道子さんが半世紀をかけて完成させた。発刊は2017年7月、藤原書店から。同人仲間から借りて途中まで読んでいるが、ウクライナ戦争3部作、脱原発本、沖縄問題本などを先行させていたため、どうしても後回しに。ようやくひと息つけたので、「春の城」を再開。石牟礼さんと鶴見和子さんとの対談、田中優子さんの解説などが楽しみだ。それにしても、この分厚さ、あと何日で読み終えられるか?,
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